家系ブロガー仲間のあんぱんママさんから、気に入ってるオプションの話を書いてほしい、というリクエストを戴きました。
我が家とほぼ同時期に家を建てたパナソニックホームズの施主さんで、今やパナソニックホームズ施主の第一人者と言っても過言ではない存在です。
ただ、正直我が家には大してオプションを使っていない以上書きようがないよなぁとこのリクエストをお断りしようかとも考えました。
しかし、パナソニックホームズ施主界の重鎮さんから折角いただいたリクエストです。無碍にお断りするよりもオプションに限らず「お気に入りポイント」という括りで書くことにしてみました。
特に次に家を建てることがあっても採用したいようなポイントを書いてみたいと思います。
- 個々の仕様よりも家としての総合力が高い
- アーチのあるデザイン
- 玄関・トイレの人感センサー
- 木目調の軒の出90cm
- 物置化するキッチンカウンター
- ウグイスの鳴き声が聞こえる
- 住友林業でなくてもよかったのでは?
個々の仕様よりも家としての総合力が高い
真っ先にこれを言ってしまえばお終いよと言われそうなことを書いてしまいますが、これが一番自分が感じていることなので書かせていただきます。
正直住みだしたらオプションも標準仕様も何も関係ありません。
そこにあるのは、我が家。
細かい1つ1つの仕様ではなく、家全体としてしか見ていません。
生活は1か所、1つの仕様だけを利用して行うものではなく、私も妻も家の端から端までを使って日々を過ごしております。
端から端まで使うということ、つまりスペースを余すことなく使えている点は非常に良いことだと感じます。
その中でほとんどストレスを感じる瞬間はありませんので、生活を行う上の総合力としては十分に良い家づくりが出来たのだろうと感じております。
従い、次に建てることがあった場合でも、個々の仕様だけを見ずに総合的な暮らしやすさを考えた家づくりをしたいですね。
さて、以下で個々のお気に入りポイントをご紹介します。
アーチのあるデザイン
これは妻のこだわったポイントでした。
玄関、廊下、ニッチなどにアーチデザインが有りますが、これは追加工賃を払って付けてもらってよかったと感じます。
直線的な家の中に少しだけ曲線があるというだけで雰囲気が非常に和らぎますね。
次に家を建てる時にも、このような柔らかな曲線のあるデザインを採用したいと感じました。
輸入住宅や三井ホームさんは得意ですよね。
玄関・トイレの人感センサー
注文住宅の定番オプションである人感センサーですが、これのお陰で、妻からお𠮟りを受けるケースが格段に減りました。
アパート時代には最低でも1日1回
電気消せよ!
と怒られていたのが全然怒られなくなりました。
トイレの便器も勝手に流れてくれることと相まって、非常にストレスフリーなトイレタイムでスッキリですよ。
また、夜中にトイレに起きたときには寝ぼけながらトイレに行くときに一切明かりをつけることはありません。
これは廊下の足元をうっすらと照らしてくれる保安灯の功績もありますね。
一方、寝室を出るとすぐに玄関があるのですが玄関側の人感センサーはこの時には反応しません。
寝室から一歩二歩玄関側に足を踏み出したときに玄関の明かりがパッと点くのです。
照明計画をした際に設計さんが夜中トイレに行く際の動線を考慮して上手い具合に反応しないようセンサーの取り付け位置を考えてくれました。
夜のトイレ時には反応しないセンサーですが、暗い時間に荷物を抱えて帰宅した際には玄関を開けた瞬間にパッと明かりが点くのもナイスです。
狙いがうまくはまるとうれしいですねぇ。
ところで、トイレや階段の明かりが自動化した一方で書斎やパントリーなどの明かりを消し忘れるケースがあります。
次に建てる時にはこれら人感センサーの活用をなお一層推進することに加えて、ホームIoTをより先進化させて寝る時には自然と全室の明かりが消えたり、外出時などにエアコンなどの消し忘れもなくなるような仕様を作りたいですね。
私はこのような仕様をクリエイティブに考えることは苦手、妻は機械系大嫌いな超アナログ人間なので、うまくセッティングして我々はボケーっと使うだけの存在でありたいです。
木目調の軒の出90cm
住友林業の家といえば長めの軒の出、そして木目調の軒天が特徴的ですよね。
我が家も迷うことなく木目調の軒天を採用しました。
軒の出も自由に選ぶことができ、我が家は基本的に90cmの軒の出があり、さらに南側は10cm伸ばして100cmの軒の出としました。
木目調の軒天を存分にアピールできるデザイン性が良いですよね。
空の青色と軒天の木目が織りなす景色は美しく、さらに緑の山も視界に入ると最高の贅沢です。
機能面でも冬場は室内まで明るく日光を採り入れる一方で夏場は暑い日光が室内に入りにくくなっています。
風が弱ければ雨により窓ガラスに水滴が付くことも少なく、外では結構雨が降っているのに家の中では気付かないときも結構あります。
物置化するキッチンカウンター
本来目指していた用途とかなり異なる気がするのですが、しかし有ってよかった、最高だと感じる存在です。
床と同様ウォルナットのカウンターですが、色合いがまず良いです。
(室内照明が電球色なので写真の色合いがかなり黄色味がかってます。)
そしてカウンターの奥行きが45cmありますので、郵便物とかカタログとかをポンポン置くことができます。
換気扇の裏側は少し奥行きが狭くなるのですが、ノートPC程度なら置けますし、シンク側から換気扇側までキッチンの横幅と合わせてカウンターの横幅もしっかり2.7m有りますから、もし子どもがいればその一角をスタディスペースとしても使えそうですね。
もともとはダイニング側にハイチェアーを置けば友人が来た時などにバーカウンターの様にキッチンと向き合いながら食事やお酒を楽しむことができたはずなのですが、コロナ禍によって我が家で飲んで泊っていくような来客もほとんど来ないですし、このまま物置と化している方が使い勝手が良さそうなのでハイチェアーを買う日は未来永劫来ないでしょうね。
使い勝手が良すぎてポンポン書類を置き続けてしまうことから、我が家の片付け要注意エリアでもあります。
ウグイスの鳴き声が聞こえる
最後のお気にいりポイントはこれです!
家じゃねぇし!
ちゃうねん、家を建てる場所、環境ってことよ。
気象庁がウグイスの初鳴き日のデータを取らなくなりました。
その理由は、東京の都心部ではもう20年もウグイスの鳴き声を確認できなくなったためでした。
我が家の近くでは、ウグイスは非常によく鳴いています。
春先には梅の木のあるお寺に行くとウグイスの鳴き声が聞こえました。
初夏になると、さわやかな初夏の空気とともに窓の向こう側からホーホケキョという鳴き声がひっきりなしに聞こえました。
近所を散歩しているときには時折かわいらしい姿を見ることもできます。
一方で、電車に乗れば都会へのアクセスも決して悪すぎるわけではありません。
この都会との絶妙な距離感を保ちながらも自然を感じられる風景の中に住めること自体が非常に良い環境の中で生活ができることにつながっており、それは心の豊かさにもつながるものだと感じています。
都会的な物質的豊かさに触れるには少し距離感がありますが、一足伸ばせばそれと触れることができる距離である一方で、少し牧歌的な郊外生活を楽しむこともまたできるのです。
我が家の近所では道を歩いていてもすれ違う人も非常に少ないので、このコロナの時代でもマスクなしで歩けますよ。
次に建てる時にもし場所が変わるとしても、このような周辺環境の場所がいいですね。
住友林業でなくてもよかったのでは?
確かにこの記事で挙げたポイントたちは、ほとんど住友林業である必要はないように見えますね。
個々のポイントで見ると住友林業でなくてもよかったと思います。
しかし、構造としてビッグフレーム工法への信頼や工事中の対応などが抜群に良かったのは住友林業ならではだと思います。
家自体の信頼や工事中の気持ち良い対応があった上で、いろいろな便利ポイントやデザインの良さがあるわけで、今このように日々を過ごせていることが、やっぱり住友林業の家で良かったなぁと思える点ですね。