事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

営業マンは教えてくれない、建ってからかかるコスト

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引渡しからそろそろ1年が経過します。

先日、家の1年点検がありました。

3ヶ月点検は5ヶ月目にやって来たのに1年点検は10ヶ月の段階で連絡して来て11ヶ月目になる直前に受けることとなりました。

結婚から今日で○ヶ月目だね

今日は何日か知ってる?結婚してから○年○ヶ月目だよ。

なんて事細かに記念日を区切ってウザがられる男からすると、この微妙なズレがなんとも許せないです。

さて、今回1年目点検で色々とアフターさんから売り込みを受けました。

そんな中にはダチョウ倶楽部ばりに聞いてないよぉ〜とリアクションしたくなるようなものもありました。

そこで、そういえば着工合意、家の引渡し、点検などなどのタイミングで徐々に家の維持にかかるコストが見えるようになって来て、結構ヘビィに感じました。

そもそも契約の時にはメンテフリーだよ、くらいの勢いで維持管理費かからないことをアピールされたような気もします。

と、いうことで今回は営業マンは教えてくれない住友林業で建ててからかかるコストのお話です。

定期メンテ費用

まず、これは着工合意の時にはじめて言及されて驚いたものです。

着工合意の際に家が建ってからの定期メンテについての説明がありました。

3ヶ月点検、1年点検、2年、5年、10年と続いていくものです。

ただの点検なら良いのですが、年数が経つと部品交換などを求められることがあります。

今回は1年目点検ですが我が家の場合は10年点検以降、アルミバルコニーの取付金具に錆などが発生していた場合には交換が発生することとなります。

海沿いなど錆の発生しやすい環境ですと気をつけた方が良いですね。

また、10年毎に防蟻処理が必要となりますが、こちらは契約段階から伝えられていました。

住友林業の家は10年毎に防蟻処理をしっかりしていれば30年間大きなメンテナンス費用かかりませんよ

と言うのがセールストークでした。

ちょっと待て、このメンテ計画書的には必ずしもそう言い切れなくないか?

とは後になってから気付かされたのでした。

住宅設備更新費用

引渡しの段階になって、メンテナンス計画書の説明が少し変わりました。

最下段にある設備更新について追加で説明されました。

給湯器(エネファーム)、換気扇、エアコンなどは10年目での機器交換、改修と書かれています。

また、ビルトイン電気食洗機、浴室乾燥機(我が家には無いから対象外)、屋内ガス瞬間湯沸器(これも無い)については法律で安全点検(有償)が義務づけられているとも書かれています。

如何程の費用かはわかりませんが、これらの費用は確実に掛かるでしょうね。

建てる時にはあまり意識していないかもしれませんが、これらの設備は家電と同様10年単位で使っていたらいつかダメになる日が来るのはごもっともですね。

もし新築に合わせて冷蔵庫や洗濯機など大型家電も買い替えている場合、同じような時期に不調がやってくる可能性があります。

いずれも生活する上で欠かせないものばかり、急な出費に備えておいたほうが良いでしょう。

吸気フィルター・浄水フィルターなどの消耗品

こちらも引渡しの際に説明を受けたものです。

24時間換気システムのフィルターや、ビルトイン浄水器のフィルターは定期メンテナンスが必要です。

24時間換気システムのフィルター

24時間換気システムのフィルター交換はこの1年間で既に1回やりました。

pertamahouse.hatenablog.jp

フィルターそのものは大した金額ではないですが、天井付けのフィルター交換をするために毎回脚立などの踏み台を上る必要あります。

果たして自分が70歳、80歳になった時にも出来るのか、気になりますね。

メイスイの浄水器フィルター

住友林業のシステムキッチンにはメイスイの浄水器が標準で付いています。

日本の水道水は綺麗なので浄水器必要なのかな?とは正直思いますが、海外でも水道水を煮沸して使ってたワタシの感覚がおかしいだけでしょうか。

海外では何回か引っ越しをしたのですが、一度水質が明らかに劣る家に住んだことがあります。

仕事で知り合ったフィルターメーカーの方のモニター依頼でその家の水道に日本から持ち込んだ浄水器をセットしたところ、水道水の色が劇的に変化しましたが1週間でフィルターが目詰まりを起こしました。

フィルターメーカーの人もドン引きしてましたね。

それ以降、その家にいる間は慌てて現地仕様の浄水器を買ってつけました。

話が脱線しました。

我が家のトクラスキッチン、入居時にはシンクの下に写真左端の青い浄水フィルターが置かれていました。

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キッチンシンク下

交換フィルターの説明を見ると、この浄水フィルターは4人家族が1年間使う水を濾過する程度の能力があるとのこと。

我が家は2人家族なので2年は替える必要ないな、と思ってました。

しかし、先日の1年点検では「1年建ったので基本的には交換してください、交換後の新しいフィルターは小さいやつでも良いと思います」とアフターさんに言われてしまいました。

一番小さいフィルターでも1万円ほどします。

彼も交換を喚起するのがお仕事なので、こちらが全部が全部を真面目に言うことを聞く必要ないとは思ってますが、もし交換するとなると決して安くはないなぁと感じたものです。

外壁の苔落としスプレー

今回の1年点検に合わせてアフターさんから大量のチラシを渡されました。

次から次に似たような内容のチラシが出て来ますが、いずれも住友林業施主用サイト、クラブフォレスト関連のチラシなので内容に目新しいものはありませんでしたが、唯一外壁の苔落としスプレーの紹介は新しい情報でした。

これはクラブフォレストではなくホームセンターで買って下さいですって。

近隣にも外壁に苔の生えている家がありますが、我が家には苔が生えないでほしいです。

ウチは風通し悪くないはずだけど。。。

保証年限

契約時にはこう言われてました。

住友林業の家は30年保証ですから安心です!
(今は60年になったようです。。。)

当然の如く、ありとあらゆるものが30年保証の対象だとばかり思ってましたが、引渡しの際に建物保証書を渡されて、我々は驚きました。

30年保証はあくまでも躯体の主要部分の話しで、個々の建具や壁紙、設備などは2年保証で30年保証対象外だったのですね。

この2年と言う数字にも根拠があり、柱などに使われている木材の水分が完全に抜けて湿気による伸縮がなくなるまで約2年かかる為であるとのことです。

それまでは壁紙が浮いたり割れたりする可能性は残るようです。

外壁の塗り直しは必要か?

さて、外壁ですが基本的には30年保証付いていますので塗り直す必要はないもんだとばかり思ってましたが、必ずしもそうではなさそうです。

要は、雨漏りなどのリスクは30年保証してくれますが、汚れは保証の範囲外。

シーサンドコートはモルタルの塗り壁ですのでケルヒャーを使っての外壁洗浄はオススメしないとのこと。

と、なると塗り替えになるでしょうか。

今回の点検で渡された資料には屋根及び外壁塗り替えについても書かれていました。

そこには、なんと10年目からの文字。

え?30年後に塗ればイイんじゃないの?

そんな驚きの内容あふれるチラシでした。

まぁ、古い家の方にも同様に配っているチラシでしょうからこのような書き方になっているのだろうと勝手に思っていますが、なんかモヤモヤしますね。

 

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