住友林業の家を建てて1年ほどが経過した2022年1月末から海外出向を命じられたため海外生活をしています。
快適で愛しい住友林業の家と違い、一人で過ごす海外生活は慣れないことばかりです。
そんな生活の一部を今回もご紹介しようと思います。
今回は、家電ブログです。
海外生活でどんな家電を使っているのか、日本から持って行ったものや現地で買ったもの、これからほしいものなどを順番にご紹介します。
海外で家電を使用する際の注意点
我が家の家電をご紹介するにあたり、まずは一般論として海外で家電を使う場合に気を付けるべき点をご紹介します。
海外旅行に行く方にとっては当たり前のことかもしれませんが、意外と落とし穴になります。
プラグの形状が違う
まずはプラグの形、言い換えればコンセントの形が違うことが多くあります。
日本のような縦長2本は、アメリカなどで使われているAタイプと呼ばれるものです。
世界には、ほかにも幾つかの形状のプラグがあり、異なった形状のプラグを差し込むことができません。
例えば、以前暮らしていた国の家電のプラグはCタイプと呼ばれており、こんな形をしております。
日本のプラグよりも2本の間の幅が広くて端子の形状も丸いですね。
また、今の国で使っている現地モノの家電のプラグはBFタイプと呼ばれており、こんな形をしています。
なんと日本では見かけない3本目の端子(でもプラスチックで通電しない)があります。
3本目が縦に入っている分コンセントもゴツい形をしています。
したがってコンセント形状も大きく変わるのですが、日本から持ってきた延長コードと現地で買った延長コードを見比べてみましょう。
現地ものがいかにデカくてゴツイか、その大きさがお分かりいただけるかと思います。
この延長コードの場合は様々な形状のプラグに対応しているため日本用のプラグも挿せるのですが、通常は形状の異なるコンセントとプラグを組み合わせて使うことはできませんので、コンセントを変換する必要があります。
そんな時、変換プラグが役に立ちます。
海外旅行によく行く人はいろんな形に変形できるマルチタイプの変換プラグが有ると便利です。
電圧が違う
日本と海外の違いの2点目は、電圧の違いです。
日本では一般家庭向けには100Vの電圧で電気が供給されており、家電も100Vで動くように設計されています。
この100Vという電圧は世界で最も低く、諸外国では200Vを超えている国も多くあります。
もし日本仕様の100V用家電を海外の200V超のコンセントに差し込んだ場合、設計よりも2倍以上の圧力で電気がドンと流れることとなりますので、基本的に壊れます。
もっと言うと、濡れた手で誤ってコンセントを触ったときにはビリビリと電気の痛みを感じ、心臓が止まりそうになったこともあります。
(良い子のみんなは絶対やってはだめです。)
そのため、日本の家電を海外で使用する時には、現地の電圧に耐えられる設計になっているかを確認したうえで、もし耐えられない設計になっているときは変圧器を用意して使う必要があります。
変圧器には安いものから高いものまで大小さまざまありますが、使う家電の合計最大使用電力+αの容量を持った変圧器を持っていくようにしてください。
炊飯器やホットプレートなど熱を出す器具を使う場合は大きくなりますが大容量のものを用意した方がよいです。
日本から持って行った家電
では、ワタシが日本から現地に持ってきた家電を一つずつご紹介しましょう。
- 炊飯器
日本人ですので、お米を食べることはカラダに染み付いた習慣です。
現地では日本のようにふっくらおいしく炊ける炊飯器はないので、日本から持ってきました。
海外対応のものも空港免税店で売ってますが、一人暮らしサイズで圧力IHなど高機能なものを探すのは難しい為、日本で買った一人暮らし用の圧力IH炊飯器を変圧器に繋いで使っています。
この炊飯器はほかの圧力IH炊飯器よりも省エネなのか最高出力が1,000Wに満たず手持ちの変圧器を使えることが購入の決め手となりました。
- 加湿器
エアコンが24時間稼働しているので加湿器は必須です。
特に寝ている間に喉を痛めてしまわないようにとの思いで買いました。
使用時に熱くならず、大容量でタイマーやおやすみモードもあるため、この商品を購入しました。
問題は、こちらの水道水の水質の問題でしょう、カルシウムか何か白いものが吹き出し口の周りに大量にこびりついてしまっています。
吹き出し口にアロマフィルターを置くフタがあったはずなのですが、引っ越し作業のドタバタで紛失してしまいました。
使用電力が低いので使用時は小型の変圧器をつないで使っています。
- パソコン
日本ではデスクトップパソコンを使っていましたが、それをこちらに持ってくるわけにもいかず、赴任にあたりノートパソコンを買いました。
秋葉原で中古のレッツノートを買ったのですが、非常に軽くて便利です。
パソコンの場合、ACアダプタは海外の200V超え対応している場合が多いです。
このレッツノートも対応しているはずなんですが、実際現地のコンセントに繋ぐと手を置くところ、パームレストのあたりが時々ビリビリとしびれる感じがします。
海外の場合日本ほど電圧が安定しないことも多いでしょうから、多分そういうことでしょう。
バッテリーが長持ちするパソコンなので、充電する時は繋いで、作業する時はACアダプタを外してバッテリー駆動にすることで特に不自由は感じていません。
- スマートフォン(と充電ケーブル)
スマートフォン、というかiPhoneの給電はライトニングケーブルを介してますので海外でも問題ないです。
日本で使っていたスマートフォンをSIMカードの入替えだけで現地でも使えるのは非常に便利ですね。
- ギターのエフェクター
現地ではどうせ一人で暇するだろうと日本からエレキギターを持ってきました。
10年ほどインテリア化していて最終的に押し入れの奥に消えていたギターで鳴るかどうか微妙でしたが、何とかなりました。
ギターに繋いで音色を変えるエフェクターは個々の機能のものをジャラジャラとつなげてもいいのですが、さすがに海外に持って行って部屋の中でちょこっと遊ぶだけなので1台で色々楽しめるマルチタイプにしました。
また、このエフェクターは電池でも動くのですが、ACアダプタが付属していますので家ではACアダプタをつないで使っています。
古いモデルですが、オーディオインターフェース機能付きなのでこのエフェクターを介してギターの音色をパソコンで録音できるようです。(まだ試していない。)
此方も100V専用でしたので小型の変圧器を使ってます。
ちなみに、同じく押し入れを占拠していたベースギターも持ってきたのですが、こちらは以前東南アジアに住んでいた時にカビだらけの部屋に放置されていた為か完全に壊れて音が出なくなっていました。
残念ながらここで処分することとなりそうです。
現地で調達した家電
ワタシが現在住んでいるのは長期滞在用のホテルアパートのため、最低限の家具や家電が備わっています。
そのため、現地で調達した家電は住んでいる部屋にもともと備え付けられていたもの、自分で別途調達したものの2種類があります。
部屋に備え付けの家電
- 電子レンジ
Panasonicの電子レンジです。
いろいろと機能がついているようですが、時間を決めて温めるボタン以外使ったことがありません。
- 電気ケトル
ティファールほどのスピードではありませんが、結構いい感じでお湯が沸きます。
IHの火力が低くお湯を沸かすのも一苦労なので、この電気ケトルでお湯を沸かして、IHの上の鍋に流し込むような連係プレイも行っています。
- トースター
食パンを焼くだけしか機能のないトースターです。
炊飯器が日本から届く前は使ってましたが、最近はトーストを食べなくなったためシンクの下に収納して使っていません。
日本でもこのタイプのトースターを使ったことがなく、オーブントースターであればパンにチーズをトッピングしてピザトーストにできたり色々と使い勝手が上がるのになぁと感じています。
- ネスプレッソ
カプセルを入れて抽出するのですが、最初使い方がわからずホテルの人に尋ねて使えるようになりました。
水で割ってアメリカンコーヒーを作るくらいですが、最近はインスタントコーヒーやドリップコーヒーで十分と感じるようになり、現在はシンクの下に収納しています。
- ウォーターサーバー
水道水を飲めなくもないらしいですが、加湿器が粉を吹いたような感じで水質を全く信用できませんので、料理などの水はウォーターサーバーを使っています。
冷水も出れば熱湯も出るので、電気ケトルが無くても正直いいくらいです。
ガロンボトル下置き型なので上に洗濯籠を置ける点が便利です。
余談ですがサーバー横の調味料ラックを買ってからキッチン周りがだいぶスッキリしました。でも、これに載りきっていない調味料もまだあります。
- アイロン
仕事の時は日本と同様で基本的にシャツを着ていますので、毎週末のアイロンがけは重要な仕事です。
コードレスアイロンなら取り回しがもっと楽だと感じますが、贅沢は言えません。
余談ですが、アイロンは電圧が違うので日本から持ち込み早めた一方で、アイロン台だけは日本から送付したのですが、結局ホテルの部屋にもっと大きなアイロン台が備えついていましたのでホテルのものを使用しています。
日本から持ってきたものは梱包をはがすこともせずで、無駄なことをしたなと感じてます。
- テレビ
リビングとベッドルームにそれぞれ1台ずつあります。
どちらも同じサイズで、寝室で見る分にはちょうどいいサイズなのですがリビングでソファから見るには正直小さすぎると感じます。
日本の番組もNHK中心に見られますが、時差の都合でゴールデンタイムは微妙な時間帯だったり、教育テレビ的な内容も多いので、ほとんど見てません。
テレビを見る代わりに、YouTubeが大活躍しています。
ノートパソコンの音や画質で物足りない場合は、テレビに繋ぐこともあります。
キッチン下の据付家電
以下の3つはキッチンの台の下に組み込まれているモノです。
- 洗濯乾燥機
シーメンスというドイツのメーカーの縦型ドラムものです。
日本でも一部で人気のあるミーレやボッシュの洗濯機と同様、ヒーター内蔵で最高90度の熱湯で洗うことができます。
熱湯で洗うことは殺菌などに効果的なようです。
日本でも混合水栓を使用して冬場は特に洗濯物がホカホカに洗いあがるようにしていましたが、給湯器の水温はここまでの熱湯ではないはず。
なお、普段は60度で洗っていたプリントTシャツを90度で洗ったところ、プリントがボロボロになりましたので、熱湯を使う前に洗濯表示はちゃんと確認した方がいいことを勉強しました。
- 冷蔵庫
我が家最大の欠点です。
ともかく小さい、庫内のレイアウトも使いにくい、そして冷凍庫が冷蔵庫の内部にある二重扉構造になっているせいで閉め忘れ頻発などなど使い勝手が最悪すぎます。
この冷蔵庫が嫌なので引っ越しを考えてます。
食材の収納もできなければ、作り置きの保存もできないため、料理する気もなくなりますね。
- オーブン
上で書いたトースターでできないプレイはこのオーブンを使えばできるのでしょう。
けど、デカすぎて使い方がわからずにビビってます。
こちらもシーメンスのものなのですが、説明書が部屋に無いためネットでシーメンスのオーブンの使い方をググッて読んで勉強しています。
なんとか各ボタンのアイコンの意味は理解できたので、近いうちにグラタンにでもチャレンジしたいなぁと思っています。
(けど、庫内の掃除などどうしたらいいのかわからない。。。)
自己調達した家電
現地で買い足した家電類?は2つです。
- デスクライト
まずは寝室備え付けのデスクに追加したデスクライトです。
海外のホテルあるあるですが、ともかく照明が足りず暗いです。
デスク作業の際、特に夜間は暗いと感じていた為IKEAで買いました。
首が自由に曲がるのでライトを上向きにして天井を照らすことで、間接照明的に使う方法も意外と優しい光が降り注ぐので気に入っています。
- ギターアンプ兼スピーカー
エレキギターを持ってきていたもののアンプが無いため音を鳴らせずにいましたが、これを買ったことでギターをジャカジャカ鳴らして遊べるようになりました。
オーバードライブもいい感じにかかるので、適当に鳴らすだけであればエフェクターを嚙まさなくてもいいくらいです。
また、2台つなげるとステレオスピーカーとしても使えるため、パソコンから音楽を鳴らすときなどに活躍しています。
もともと日本にいた時からパソコンに繋いで使えるBluetoothサウンドバーを探していたのですが、こちらに来ると決まってからギターアンプ兼用できるものを探してて、この商品に行きつきました。
お手頃価格でいいものをゲットできました。
これからほしい家電
- エアフライヤー
先日同僚の家でから揚げパーティをやったのですが、その時に日本から象印のフライヤーを持ち込んでいるのを見て非常に便利だなぁと感じました。
同じようなもの手に入ればいいなぁと思い探していると、エアフライヤーに行きつきました。
エアフライヤーは上述のものと異なり揚げるのに油を使用しないためヘルシーな仕上がりがになるとのこと、また、油を使わないということは廃油処理の心配も不要であることを意味しています。
これは、鶏肉を切って粉付けて放り込めば唐揚げが簡単にできるってことで、ズボラな自分にとっては最高な代物だと現在狙っています。
- オーブントースター
もしオーブンの使い勝手が微妙だったら、オーブントースターを買おうと思います。
高級ブランドでなければ値段的にもそれほど高くないですしね。
ただ、問題は置き場所がないことですのでまずは据付オーブンを使ってみてから考えます。
- ポータブルIHコンロ
ホントにIHコンロの火力が弱いのが悩みなので、強力なポータブルIHコンロを買おうと考えています。
食卓の上に置いて一人鍋を食べるにも、ポータブルIHがあればかなりはかどるはずだと感じています。
ただ、火力ならガスのカセットコンロの方がいいかもしれないなぁ、そうすれば土鍋も使えるしなぁとも思っており、悩み中です。
以上、とりとめもない説明ですが、ワタシの海外生活の一端を感じ取っていただけると嬉しいです。