事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

BF工法の強みが一目瞭然、ビッグコラム出現の時

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先週までで基礎工事が終わり、今週から家本体の建設が始まりました。

これから上棟にかけては、住友林業のビッグフレーム(BF)工法の家の構造的特徴を思う存分目で堪能できる期間と営業マンをはじめ住友林業の皆さんがおっしゃっている期間であり、非常に楽しみです。

着工三十六日目

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まず躯体工事に先駆けて足場づくりが行われました。 

足場が出現し、急に立体感が出てくると、高さが結構あるんだなぁと感じ始めました。

が、隣の家を見たら同じような高さでした。

2階建ての家を見ても普段は2階の窓ぐらいまでしか高さを意識しないのですが、足場の高さ=屋根の高さを意識し始めると、いつもよりも見上げてしまいますね。

着工三十七日目

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1階ビッグコラム出現

生産さんから午前中にビッグコラムを立てる予定なので、是非とも見るべきだと聞いていました。

なので、この日はあらかじめ有給を取っておき、前日夜は期待と興奮で何度も目が覚めました。

そして当日朝9時半、現場へ行くと、こんな風景でした。

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もう建ってるやん。

正直、とても見たくてたまらなかった作業が何も見られず、この光景を見た瞬間気分が萎えました。

上の写真の背景ぼかし処理もやる気がなくなっています。

最大の目標を見られなかったこの日、有給を取った意味も何もありません。

事前に作業開始時刻を教えて教えてほしかったです。

期待を散々煽られた分、凄く残念な気分です。

住友林業委託会社の現場監督曰く、クレーンで一気に上げて据付けたらしいです。

初対面の挨拶の後、それだけを話して現場監督はそそくさと軽四に乗って立ち去りました。

思い出すだけで腹が立つ。

後日もう一度2階のビッグコラムが飛ぶはずですので、今度こそは見てみたいものです。

悔しい思いの一方で、ビッグコラムの雄大さに見とれてしまいました。

ビッグフレーム工法に大黒柱はありませんが、これらのコラムがすべて大黒柱のようなものだとも言えます。

いよいよ家が建つんだな、なんて言う事もできずまだまだ自分事としての実感のわかない自分がそこにはいました。

防蟻(シロアリ対策)処理

ビッグコラム設置を見るために仕事は休んでしまいましたし、家と現場が近いことをいいことに昼過ぎに再び現場に行くと、職人さんが角材を並べて赤い薬剤を散布していました。

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一方、すでに基礎に据え付けられたビッグコラムには直接防蟻薬をハケで塗布していました。

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何処かで読んだのですが、防蟻薬によりシロアリだけじゃなくて皆の大嫌いなGも寄せ付けなくなる効果があるらしいです。

これは、シロアリもGも生物学上同じような生き物だからとのことですが、人間様から非常に嫌われる存在という点でも大いに共通していますね。

 

暇をいいことに1日3回目、日没頃に改めて訪問すると、基礎の上に土台となる木材が敷かれ始めていました。

未だ仮留めの段階とのことです。

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昼間の防蟻処理で真っ赤に染まっています。

ビッグコラムなど構造柱が基礎と直結しているところには、白い発泡スチロールのようなものでカバーされていました。

上の写真手前に1本だけビッグコラムではない普通の柱が入っています。

この柱のすぐ左側に開口部が入るので、ビッグコラムが入らなかったのでしょう。

大工さんと話し込んでいるうちに完全に暗くなってきたので、この日はこれで切り上げとなりました。

大工さんが良い人そうで安心しました。

住友林業BF工法のビッグコラム

ところでビッグコラムについてですが、住友林業での家づくりを検討したことが無い人は聞いたことが無い単語だと思います。

住友林業のビッグフレーム工法最大の特徴は、通常の木質在来工法で使用される柱の5倍の太さであるビッグコラムを採用することで、木造でありながら高い耐震性を非常に少ない柱の本数で実現できる点、つまり間取りの自由度が非常に高い点です。

木質在来工法などでは「その柱は構造上動かせません」と言われる柱が何本も立ちますが、BF工法ではたった十数本のビッグコラムだけあれば、他の間仕切りは構造上無くても良いのです。
好き勝手に部屋のサイズ、レイアウトを指定することが出来ます。

下の写真は、この日の朝据付けられたビッグコラムです。

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柱5本分の木材をを強固につなぎ合わせて1枚の大きな柱になっていることがわかります。

これだけの太さがあると、柱でありながら構造壁でもあり、さらにこのビッグコラムが基礎とアンカーボルトで直結されます。

地震等の揺れが発生してもガッチリと強靭な足腰で建物を支えます。

大工さん曰く、ビッグコラムを基礎に据付けた後に1本ずつ垂直になっているか確認をしており、もし1mm以上傾いている場合は1mm単位でシムをかませて傾きを調整しているとのことです。

更に、それぞれの木材の設置場所を工場出荷時点で指定、繋ぎ合わせるのに必要なスリットやピン穴、ピンが加工された状態で届くため、今や現場で大工さんがノコギリで木材をカット、調整するようなシーンは殆ど無いとのことです。

大工さんの話を聞いていて、まるでプラモデルだと感じました。

 

次の工程は早くも上棟直前です。
→住友林業の2階建、上棟式前日の出来上がり

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