事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

家を建てると〇〇になる大迷惑なジンクス

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結婚したら、家を建てたら、サラリーマンをやっていると人生の節目節目になんでこんなことに?という都市伝説のようなジンクスがありましたが、なんと我が身にも降り注いできました。

新築なのに海外単身赴任になりました!

実は今、私は灼熱の国にいます。

海水浴や日光浴をしている人だらけのビーチでこのブログを執筆しています。

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この海外赴任ですが、そもそもは去年の秋くらいの在宅勤務終業後に突然電話が鳴り、

来年から海外行ける?

と上司から言われてしまい、NOという選択肢は実質的にないなと瞬時に判断したことが始まりでした。

こいつはまさに大迷惑!


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あれから月日はあっという間に流れて赴任日当日、コロナで免税店も何も開いてない閑散とした成田空港から飛行機に乗ったのでした。

愛しい刺身とも妻の手料理とも、そしてテリヤキマックバーガーとも暫しのお別れです。

家族帯同はするべきか

海外赴任の話が出て真っ先に悩んだのは、家族帯同するか単身赴任するべきかという点でした。

我が家は子供もいませんし妻はパートタイマ、家族帯同のハードルは決して高くありません。

自分の職業柄海外赴任はいつか来るだろうとは思ってましたが、人事面談資料的にも当面その予定は無い予定でした。

そのため、家を建てるにあたって妻とも

海外赴任になったら家貸し出せばええやろ、それなりに家賃収入も見込めるやろうし。

なんて言ってましたが、想定より相当早い海外赴任、我が家はまだ引き渡しから1年程度しか経っていません。

もしこの状態で例えば3年の定期借家で誰かに貸し出せば、自分たちよりも他人のほうが我が家に長く住んでいることになります。

何度も何度も葛藤しましたが、最終的にそれは許せませんでした。

一方で空き家のまま放置するのも知らぬ間に家が劣化しそうで心配です。

少なくとも2年目点検が終わるまではワシひとりで行ったほうがええんちゃうか?2年目点検の補修が過ぎれば家的にはひと段落するやろうし、その頃にはワシの任期もそんな残り長くないやろ。

この場合、他人に貸し出すオプションはなくただ住宅ローンを払いながら空き家が劣化するのみです。

それもまた運命というものでしょうか。

海外赴任手当、単身赴任手当等のメリット

海外赴任を決意したのは、実は海外に行けば日本にいるよりも各種手当や現地給などが貰えるので日本にいるよりも儲かること間違いないと考えたからでした。

ただ、単身赴任で行く場合と家族帯同で行く場合、どちらが儲かるのかという疑問は今でも残っています。

もちろんそれは会社によって制度は様々ですし、また海外と一口に言っても行く先々で生活費も異なりますし、何より日本での生活費自体が人によって様々です。

ただ、いずれの場合も単身赴任になった場合は、日本に残った家族の生活費と現地での自分自身の生活費の両方の面倒を見る必要があります。

会社から海外赴任制度のマニュアルが送られてきてからは毎日穴が開くほど読みました。

また、現地で一緒に仕事する仲間たちは家族帯同なのか、奥様会のようなものはあるのかといった情報も前任者に尋ねました。

ただ、このご時世一番考えたのはコロナ関連規制でした。

会社としては赴任時点でのコロナの状況を考えるとあまり家族帯同を推奨できないとのことで、家の問題もあったのでとりあえず最初は家族帯同を見送ることとしたのでした。

注文住宅の利便性を改めて実感

さて、赴任地に降り立ったその日から早速新居生活が開始となりました。

新居はホテルの一室、とはいっても長期滞在できるように簡易的なキッチンや洗濯機などがついております。

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IHコンロとオーブン

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温水洗浄可能なドラム式洗濯乾燥機

コロナ禍で長らく出張に行けない日々が続いており、久しぶりのホテル、それも海外ということで結構テンションが上がっていました。

初日からみっちりミーティングを入れられ、夜も前任者から歓迎ディナー的なものを行ってもらい、それはそれは不安も吹き飛ぶような、でもやっぱり心の奥底に不安を残した時間を過ごすことができました。

そしてホテルの部屋に一人になった初日の夜、さっそく試練が訪れました。

電気のスイッチ、どこや。。。

寝室とリビングの境目にあるスイッチを押してもダイニングテーブル上の明かりが消えないんですよ。

眠い目をこすりながらなんとか見つけたスイッチはなんと、カーテンに隠れたダイニングテーブルの奥側でした。

その距離わずか徒歩数歩、けどこの数歩が惜しい。

だって、直前まで住んでいた愛すべき自宅は生活動線に基づき徹底的にシミュレーションしたスイッチの配置をしているのです。

そんな無駄のない設計の家から引っ越して来たら、ちょっとした違和感すらストレスに感じてしまいました。

また、コンセントの位置や数も全然使い勝手悪くて辛いです。

おかげで最高にカスタマイズされた家では無縁だった延長コードや分配器が大活躍です。

収納もまたストレスの塊ですね。

有るには有るけど使い勝手が悪く、現地のダイソーで小分けの収納グッズを買ってきては試行錯誤をしています。

衣類も日本ではウォークインクローゼットに基本ハンガーのまま吊るしていましたが、それだけのスペースが無いためぎゅうぎゅうになっています。

一応、仕事用のスーツやシャツは多めに持ってきていますが、それ以外のTシャツなどもハンガーのまますべて吊るしてしまうことはできそうにないです。

畳まないことの楽さを知った今、改めて畳む収納はツライ。。。

いやはや、日本ではいい暮らししてたんだなぁと身をもって感じました。

逆に言えば、注文住宅で最高にカスタマイズされた暮らしを手に入れると毎日が本当に楽になるのだなぁと感じてます。

 

 

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