事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業の注文住宅にかかった費用まとめ

はてなブログから、今週のお題「人生で一番高い買い物」というネタを頂いたので、我が家の家づくりにかかった費用についてご紹介します。

これまでも、いくつかの記事で折に触れて住友林業での家づくりにかかる費用の実際をご紹介しましたが、今回改めて過去の記事を纏めました。

なお、いずれも我が家が契約した2020年はじめの価格帯の話であり、現在2022年はウッドショック、コロナ禍による物流費高騰、円安による輸入資材価格高騰などの影響で当時とは比べ物にならないほど本体価格、オプション価格ともに高騰しているようです。
(なので、今時家を建てている人は本当にお金持ちだと思いますね。)

家づくりにかかる費用と必要な現金

具体的な我が家の建築費をおさらいする前に、まず最初に家づくりにかかる費用の全体像と、必要となる現金の金額についてご紹介します。

現在、住居を購入したり家づくりをされる方の中にはフルローンを組む方もいらっしゃいますので、そのような方は頭金は無しで家づくりをできるのではないかと考えている方もいるのではないでしょうか。

はい、確かにローン対象となる費用の頭金は無しでフルローンという選択肢はあり得ます。

しかし、それは同時に現金を一切持たずに家づくりができるということを意味しているものではありません。

家づくりをする際には土地と建物の価格以外にも様々な費用が発生しており、それらは(一部はローンから充当することは可能かもしれませんが)現金での支払いが原則です。

では、具体的にはどのような費目が現金支払い必要だったのかを、ワタシの家づくりを例にご紹介します。

  • ハウスメーカー手付金
  • ハウスメーカー契約金
  • 建物登記費用
  • 契約時印紙代

ハウスメーカーの手付金や契約金は各社異なるようですが、住友林業の場合は手付金5万円+契約金95万円の合計100万円を現金支払いしました。

登記費用は法律事務所の方にお支払いするものですが、数十万円のお支払いが発生しました。

また我が家は建築にあたり土地を購入したため、以下の費用も現金で発生しています。

  • 土地仲介手数料
  • 土地登記費用
  • 固定資産税清算金
  • 契約時印紙代

仲介手数料は土地の代金をベースに計算するよう法律で決まっているのですが、非常に高額になって驚きました。

登記費用は住宅と同様に法律事務所への支払い、固定資産税生産は所有権移転に伴い前オーナーが支払っていた固定資産税を日割りで清算したものです。

購入した土地は農地として登録されており住居用の土地としての減税を受けていない土地でしたので、結果的にかなり大きな金額を支払うこととなりました。

その他の雑費として打合せから建築中で細かい出費が増えました。

  • 打合せ、ショールーム見学時の交通費
  • 地鎮祭の玉串料
  • 上棟時の心づけ
  • 職人さんへの差入れ
  • ご近所さんへのご挨拶
  • 引越し費用
  • 火災保険

こまごまと1回数千円程度のものもあれば、引越し費用や火災保険は数十万円単位の話になりますね。

他にも住宅ローン執行前に土地の支払いを住宅ローンの前借ローン(つなぎ融資)で行ったのですが、つなぎ融資の金利分もつなぎ融資実行時に現金で支払いました。

諸々入れるとハウスメーカーと契約してから家が出来上がるまでの間に数百万円が現金で羽ばたいていっていました。

いつどのタイミングでどの程度の現金が必要になるのかを契約に先立ってハウスメーカーや融資元金融機関の方、ファイナンシャルプランナーの方などと事前に細かく確認しておくことをお勧めいたします。

土地と家本体にかかった費用

我が家の場合、土地と家本体にかかった費用は上述の諸費用を入れて合計で5,000万円を超えました。

郊外の比較的土地が安いエリアで土地を購入し、ウッドショック前の比較的安価な時代に家を建ててこの金額でしたので、もし今同じように建てたら数千万円は多く費用が掛かると思います。

実際に我が家の建築にかかった費用詳細をご覧になりたい方は、以下のリンク先の記事をご覧ください。

家が建ってから1年ちょっとの間の賃金上昇率はそれほどではないですが物価上昇率がかなりのものとなっていることを考えると、住宅ローンの金利は借りていても全然損にならない金利だと感じますね。

外構費用

ところで、ハウスメーカーで家を建てた場合、何も無い更地に家だけが建つことになります。

庭も駐車場も、それこそポストも灯かりも塀やフェンスすら何もないところにポツンと一軒家になります。

庭や駐車場、塀やフェンスなどは外構工事として別途発注する必要があります。

建売住宅を買う場合は大抵駐車場や玄関周りの門柱などが価格に含まれていますが、注文住宅の場合は含まれていません。

そして、この外構工事の費用が、こだわればこだわるほど意外と高くなっていったのです。

最後の手段として自力で家庭菜園の開墾にも挑戦しましたが、あまりにも骨の折れる作業だったため結局最終的にはプロにお金を払ってお願いしました。
(墾田永年私財法のありがたみが身に染みてわかるレベルでした。)

ツルハシで開墾した日々の成果

このように酷い有様となった我が家が外構工事にかけた費用については、以下のリンク先をご覧ください。

家本体で5,000万円以上かけて、更に駐車場などで数百万円が掛かっています。

ハウスメーカー提携ローンによる融資対象外の口座でしたので、外構工事は全額現金で支払いました。

これだけの費用をかけた結果、(写真は載せられませんが)それなりに雰囲気の良い庭が出来上がりました。

しかし、ここまでやるともっと贅沢になるのが人間であり、もっといい庭にしたいという思いが芽生え外構沼にハマりはじめています。

今後も庭でバーベキューなどを楽しむためのガーデンテーブル、チェア、バーベキュー用品、家庭菜園の農具などなどを保管する物置なんかも買いそろえると更に簡単に数十万円が飛んでゆきます。

そう、家を快適に楽しむにはお金がかかるのです。

新築ハイによる費用

注文住宅の打合せをすると、毎週のように数千万円の見積りを見て、オプションを1つ増やすと十万円単位で見積金額が変わるような打合せになります。

そうすると段々金銭感覚がくるってきます。

更に、最新鋭の新しいキレイな家にはやはり最新鋭のピカピカでオシャレな家電製品や家具を置きたくなるのが人情です。

もう何年も使って使い古した家電をこれを機会に買い替えようと、広々としたリビングに似合う大きなテレビにしたり、広くて使いやすいキッチンでお料理したくなる気持ちがホットクックや大型冷蔵庫などへのハードルを恐ろしいほど押し下げます。

更にはベッドやソファも新しい家の雰囲気に合ったものを買ってしまおうと考えるのもまた人の心です。

幸い我が家はいずれも買い替えの時期がまだまだ先のものでしたのでそれらの誘惑には打ち勝ったつもりでしたが、それでも特価販売していたロボット掃除機(つまりルンバ)を買ったり新たに出来た書斎に机を置いたりと全く新たな家具家電を招かずに済んだわけではありませんでした。

特売でゲットしたルンバさん

大きな買い物だが満足度も大きい

このように、家づくりをすると数千万円単位のお金が動き、自分の金銭感覚もオカシくなってしまうこともあるわけですが、総じていうと家づくりをやってよかったという気持ちがあります。

一時は予算大幅オーバーとなり、家ができても維持生活し続けられるのか、そもそも支払いを期日に実行できるのかと不安になったこともありました。

しかし、何とかキャッシュフローの底を脱して支払いを滞りなく行える環境となると、喉元過ぎて熱さを忘れたワタシは改めていい家を建ててよかったなぁと感じています。

ホント、終わり良ければ総て良しなので、家を建てる前で不安を感じている方にはぜひ以下のリンクを読んでおいていただきたいですね。

リンク先にも書きましたが、幸い手取り給料が現在海外駐在ブースト中なので、お金の心配はどんどん薄れています。
(けど愛しい我が家に住めないツラ~い現実とオフセットされています。)

出稼ぎが終わったら改めて支払いのことを考えずに楽しいマイホームライフをエンジョイしたいと考えています。

ブースト生活も楽しんでしまおう

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