事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

スミリンエンタープライズの火災保険

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引渡しまで残り2ヶ月ほどとなったある日、どでかい郵便物がポストに入っていました。

取り出してみると、「火災保険のご案内在中」と赤字で書いてました。

差出人は、住友林業の子会社、スミリンエンタープライズでした。

いよいよ、そんな頃合いか。と思いながら資料を開いてみました。

封筒の中にはご挨拶1枚、見積書数枚とパンフレットがいくつか入っていました。

見積金額

こういう時、真っ先に見るのは、見積書ですよね。

挨拶の下にくっついていたので流れで見てしまったのもあるのですが、そこにあったのは1年契約のお値段と10年契約のお値段でした。

10年契約のものを見た瞬間出た言葉

やべぇ、一番安いプランでも想定よりも全然高い。。。
最高プランなんかメチャクチャ高いじゃないか。

戴いた見積書には重要な点やプランごとの相違点が蛍光ペンでハイライトされていて分かりやすくしてくれていましたが、生憎頑張って理解しようと内容を読み込みましたが、なかなか難解でした。

パンフレットも見ましたが、同じようなパンフレットが2冊別々の名前で入っており、益々混乱してきました。

どうしよう。。。

妻とも話し合った末、くっついていた名刺のメールアドレスにメールしました。

説明しに来てください、と。

営業マンからの説明

早速その週末にスミリンエンタープライズの営業マンが我が家にやってきました。

2種類の火災保険

営業マン曰く、スミリンエンタープライズでは東京海上日動火災保険(株)と三井住友海上火災保険(株)の2社の火災保険を取り扱っており、ともに両社に直接オーダーするよりも割安に加入することができるとのこと。

また、保険金が必要になった場合の申請も、本来は利用者がさまざまな書類を用意せねばならないところ、スミリンエンタープライズを介した場合は住友林業側である程度の書類を揃えられる為簡略化可能とのことです。

住友林業のアフターサポート部隊とも繋がり、有事の際には保険利用できるように動いてくれるのは有り難いですね。

2種類の火災保険の違い

やはり住友グループだというのもあるのか、三井住友海上のものをメインに説明して頂きました。

三井住友海上で出てきたのは松竹梅3パターン。

建屋・家財の保証金額は全て同額、違いは地震火災費用特約の払戻率と電気系統の補償有無の2点でした。

前者は、火災保険では賄えない地震により発生した火災による損害を上乗せ補償してもらえるものです。

地震保険については法律により火災保険の半額が最大支払額となる為、地震火災により家が損害を受けた時十分な補償を受けられない恐れがある為、この様な特約を用意しているとのことです。

また、後者は太陽光発電機や床暖房、IHクッキングヒーターなど建物に付帯する電気機器の突発的故障に対する補償です。

イメージとしては、電気系統の補償は家電の延長補償のようなものですね。色々と付けているので、これは必要だと感じました。

一方の東京海上日動で出てきたのは2パターンのみ。

三井住友海上の梅パターン相当で電気系統の補償特約を付けるか付けないかの違いのみ。

また2社の間で細かな補償の適用範囲が違うとのことです。

東京海上日動は三菱系だからでしょうか、アッサリとした説明で、三井住友海上に誘導したいのがよく伝わる説明でした。

水災外しのメリット・デメリット

ところで、ネットで諸先輩方が良く書いているのが、補償対象から水災を外して保険料を抑えるテクニックです。

正直、我が家は土地を購入した時点ではハザードマップを見ても水災の影響はないエリアでしたので、水災外しは十分できると思っていました。

しかし、今年年央に発表された新しいハザードマップを見ると、昨年秋の台風により想定降水量が大きく増えてしまい、その結果我が家も若干ですが浸水想定エリアに入ってしまいました。

近くの河川からの水が溢れてくるのではなく、どうやら超災害級の大雨となると、下水が処理能力を超えてしまうようです。

営業マン曰く、水災を外したら10年間で6万円ほど保険料は下がるとのこと。一方で万が一床上浸水となった際の被害額はとてつもなく、近年風水害が深刻になる中で顧客から問い合わせを良く貰う案件であり、よく考えた方が良いとも言われました。

因みに、ハザードマップが何色でも同一都道府県内でしたら火災保険の保険料は変わりません。

日常生活賠償特約

2020年4月から東京都などで自転車購入時に自転車保険への加入が義務付けられたことは有名です。

個別に自転車保険に入ると、一人分の保険だけでも結構いい金額を保険料として納付する必要があります。

一方、自動車保険などに特約として自転車保険を付けることで、自転車保険相当分の保険料を割安に済ませることができます。

日常生活賠償特約では、まさにこのような自転車乗車時に事故を起こした場合をはじめ、家とは関係ない日常生活で起きた事故や損害を火災保険の付帯保険として家族全員分をまとめて補償して貰えるのです。

10年間での保険金は、個別に自転車保険に入るよりも割安です。

既に他の保険で自転車保険に加入している方も火災保険の特約に乗り換えることを検討するべき、とは営業マンの言葉でした。

このまま契約するのか?

営業マンを目の前にして、すぐに契約しましょうという雰囲気になっていましたが、一度ストップを掛けました。

確かにスミリンエンタープライズの提案は、説明も非常に分かりやすかったのでgoodなのですが、大きな疑問点がありました。

ホンマに他社よりもオトクなん?

と、いうことで次回、他社と比較してみましょう。

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