このブログを長く読んでいらっしゃる方は、ついにあの件が解決したのか、とお分かりいただけるかもしれません。
そうなんです、4ヶ月の時を経てついに解決したのです!
床補修に至った経緯
思い返せば新居に引っ越したのは去年12月のことでした。
この時、しっかり新居の床に引っ越し屋が傷を付けてくれました。
それも、メインのリビングに採用したウォルナットの挽板です。
挽板とは、12mmのフローリング材のうち下の10mmは合板、上の2mmは無垢板となっている床材です。
フローリングの下には床暖房が入っており、通常の無垢板は使えないのですが、挽板を使うことで足に触れる部分は無垢の美しさを楽しみつつ、床暖房の温かな恩恵も受けることが出来ます。
詳しい説明は、ここをクリックしてメーカーサイトをご覧ください。
さて、この床の補修については引っ越し屋が修復業者を寄越してパテ埋めしますというお話でしたが、
アホぬかせ。ウチの床そこいらの安い床と同じ扱いすんなボケが。
ということで、住友林業にお手伝い頂き床材メーカーの朝日ウッドテックさんから床板を1枚まるまる入れ替えてもらうことにしました。
費用はもちろん引っ越し屋持ちです。
行列のできる床補修
床の補修ですけど、社内で色々相談した結果、床材メーカーさんで補修やってる方に来ていただくこととなりました。ただ、日本中を回ってる方ですので順番待ちとなります。
2月に住友林業の生産さんから進捗についてのお話を頂きました。
その後、住友林業から補修日の確定連絡を頂いたのは3月のある日のことでした。
4月に補修に行きます。朝から3時間くらい掛けてやります。
仕事しながらでも良いですか?
いいですよ。ただ最初の1時間くらいかなりうるさい音しますが大丈夫ですか?
まぁ、会議とか無いから良いですよ。
と言いながら結局作業を見たいなぁという気分が勝ち、特に仕事も暇なのでこの時間帯をオフにしてじっくりと作業を見学させてもらいました。
床を削る準備
さて当日、住友林業の生産さんと一緒にやってきたのは床の補修業者さん2名でした。
挨拶もそこそこに傷の場所を確認すると、該当の板の周りを養生テープで囲いました。
まるで手術の時に患部だけを開けて布で覆うような、そんな雰囲気を感じます。
さらにこれから起こる何かのガイドとなるようにレールを敷いています。
一方では、これから出る粉塵対策が始まりました。
ビニール紐に養生テープを合わせて高い位置にあるエアコンから紐を張りました。
そして、そこにビニールのカーテンを這わせてゆきました。
下の方はまた紙テープで床に固定されており、これで室内に粉塵が飛ばなくなりました。
作業開始
マキタの掃除機の先っぽにアタッチメントを付けて作業開始です。
どうやら、ドリルと吸塵が一体になっている模様です。
ウィーンと甲高い音を立ててガリゴリウォルナットの床を削ってゆきます。
ガイドレールはこのドリルを床の外周に沿わせるために使ってたものでした。
ドリルの刃の長さを変えながら慎重に、徐々に挽板の無垢部分が削れあがり、土台の合板部分が露わになります。
続いて、削り残していた部分をノミで剥ぎ取りました。
ペリペリと簡単に剥がれるのは、合板部分と無垢の部分で材質が違うからなのでしょうね。
マキタの掃除機はヘッドを通常の掃除機の形に変えて、飛び散ったカケラを吸引するようになりました。
更にノミで綺麗に残った床板を取り除きます。
工場から持ってきた床板の無垢部分を嵌めてみてはヤスリで微妙なサイズ調整を行う作業を繰り返して繰り返して、満足いくサイズになったようです。
接着剤を塗って、あとは上から嵌めて固定するだけです。
完璧に傷が消えた!
新しい床をはめて、溝の色を違和感のないように塗料で軽くタッチアップして出来上がりました。
来宅から2時間弱での作業完了です。
どうですか、この仕上がり?
新しい床と古い床の見分けがつきますか?
何も言わなかったら分かりませんよね。
素晴らしいお仕事を有難う御座いました。
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