これよりッ、金融庁検査を実施します!よろしくネッ。
半沢直樹、今年話題になりましたねェ。
私も前作からの大ファンで、毎週欠かさず見ました。
さて、今回の話題は金融庁検査ならぬ竣工立会検査です。
黒崎検査官のように、重箱の隅をつつくようなイヤらし〜い検査になるのでしょうか。
なにしろここで不具合点を見逃せば一大事!
ハウスメーカーにうまいこと逃げられてはならん、気合を入れて臨もう!と鼻息荒くなっていますが、果たしてそこまで施主が気合を入れて望まねばならないものなのでしょうか。
竣工立会検査とは
そもそも、竣工立会検査とは何なのでしょうか。
竣工という言葉を辞書で引いてみました。
[名](スル)建築工事や土木工事が終了すること。落成。「新社屋が―する」「―式」
by goo辞書
つまり、家が出来上がったのですべての養生を剥ぎ取り、きれいにクリーニングをした上で、その出来上がりをハウスメーカーと施主が一緒になってチェックしましょうという検査ですね。
ハウスメーカー側からしたら、これが我が社の出来上がりです、ドヤァ!と自信作をお披露目する機会となります。
施主側からしたら、引渡し前の家が図面通り要望通りになっていて建具や設備などに不具合が無いのかネコの目でチェックする機会です。
家づくりの先輩のアドバイスツイート
では、検査に於いては具体的に何を確認すればよいのでしょう?
何をどう気をつければ良いのでしょう?
そんな疑問をツイートしてみたところ、ツイートのリプやブログ記事でいくつか返信頂けましたのでご紹介します。
まずは真っ先に返信を下さったDiceK@T_family三井ホーム施主さんのツイートから
勉強になる様な記事を持ち合わせておらずこちらで。
— DiceK@T_family三井ホーム施主 (@T_family2020) November 24, 2020
私も先日竣工立ち合い終わりました。
チェックの観点から傷・汚れ等全く無しではないと思いますが、ほとんどの傷・汚れはなくなりますよ。
一例:ここまでやってくれるかはわからないですが実際直ります。
(リペア会社実例引用)
無事を祈ります。 pic.twitter.com/jAb8NtA2Xk
先日立会検査を終えられたばかりの方の言葉は心強いですねぇ。
検査で見つけた細かな傷などをリペアする腕にも期待です。
施主検査お役立ちブログ
家づくりの先輩たちからたくさんの記事紹介を戴きました。
以下に順不同で紹介させて戴きます。
アルネットホームの施主、くーちゃんさん
真っ先に記事のご紹介を戴きました。
設備搬入などでコロナ禍の影響を受けた竣工だったようです。さらっと書いていらっしゃいますが、大変だったのだろうと推測します。
記事内には実際に指摘された項目の事例、検査にあたっての心構え等が書いてあり、気をつけるべき点がイメージしやすいですね。
セキスイハイムの施主、八郎さん
八郎さんのブログには、A4用紙5枚分にも渡る非常に気の利いた竣工検査チェックリストがあります。
それも、PDF版、Excel版の2種類を、完全無料で大公開してくれています。
(本人はここまで細かいチェックリスト必要なかったと仰ってますが。)
このリストを見るだけで、何をしたら良いのかという不安が吹き飛ぶ気がしますね。
レオハウスの施主、chelseaさん
サーモグラフィを用いて外気が漏れ入っていないかを確認するという発想は有りませんでした。
少しの暑さ寒さの漏れも許さない、気密・断熱を気にされる方はオススメです。
桧家住宅の施主、Kirinさん
実際に竣工検査でトラブル対応に当たった貴重な体験談です。
記事の紹介を戴いた際に、監督へのクレームみたいになっちゃったとのコメントを戴いていますが、言うべきことはしっかり言ったことで引渡しまでに問題が解決された良い事例と感じます。
タマホームの施主、じゅりいさん
最低限の目視確認だけを行った体験談です。
傷や要望事項との相違点などを指摘、検査の後も引き渡しまで気を抜けなかったとのことです。
住友林業の施主、びびさん
契約時点で決まってなかったことは要注意、覚えている限り箇条書きにして臨むべしというアドバイスとともに記事紹介を戴きました。
特に着工合意直前やその後にお願いしたものは反映されていない可能性が高いとのことです。
要は、着工合意時に貰った図面に入っていないものは、図面差し替えになるから職人さんや発注先への共有過程で抜け漏れが発生するリスクが高いとのことですね。
我が家は事前に着工合意後は特に変更をお願いしないように設計さんとも話してましたが、大量に変更依頼しているので、改めてリストアップしておこうと心に決めました。
(毎回面着で議事録を書いてもらっているか、メールで変更依頼しているので記録が残っているのが良かったです。)
家づくりプロの目線
施主目線の次は、プロの目線の記事をご紹介します。
現役現場監督であるカントクパパさん
特に、「竣工検査は施主に感動を与えられる最後のポイントである」という言葉は作り手ではないと出てこないですよね。
我が家担当の現場監督さん、生産さんは果たして感動を与えてくれるのか?彼らの読んでいないところでプレッシャーをかけておきます(笑)
タマホームの施主だけど建築士、三級うんちく士さん
建築士が実際に自分の家をハウスメーカーに依頼したら、という面白い目線での体験談です。
竣工検査はその日だけですべてを見ることは無理、施工過程での顔出し、写真撮影や住み始めてからの定期点検も視野に入れようという目線は的を得てますね。
これは私の想像ですが、施工段階から気になったことはドンドンと担当者さんに伝えることで、相手側も「この施主はよく見ているな、ヘタな仕事はさせられないぞ」と思って貰えるかもしれません。
いざ、我が家の竣工立会検査へ
さて、我が家の竣工立会検査については、八郎さんのチェックリスト、びびさんの着工合意後変更リストを用意して、皆様からの熱いアドバイスを持って臨むことにしました。
その結果や、いかに!