梅雨の中休みのようによく晴れた日、昼ごはんで食べた牛丼屋でお冷の中に虫が浮かんでいました。
ひょっとしたら、この後の住友林業との打ち合わせで何か悪いことの起こる予兆だったのかもしれません。
事実、最後に過剰設備面を見直すことで支出額を減らして資金計画は当初の予算をオーバーするものの何とかうまくいくはずでした。
しかし、この日の打ち合わせのスタートは、営業マンの若干重苦しい雰囲気でスタートしたのでした。
本日のキーワードは、提携住宅ローンです。
資金計画
資金計画の件ですが、最新の打ち合わせ結果を反映して用意しました。
それで、住宅ローンがこの金額なんですけど、今のまま外構を入れない場合だと予定していた金額まで借りられない計算になります。
は?
こちらの手元の計算では住宅ローンを最大限借りても足が出る予定なのに、意味が分かりません。
土地代でこれだけの金額枠を割り当てていて、残りこれだけが住宅代に使えるんですが、一部諸費用などは住宅ローンでカヴァーできないんですよね。(費用項目にチェックを付けながら。)
そんなの聞いてませんが?そもそも貴方の示している諸費用に当たる部分って微々たる額で、ローン総額に影響を与えるほどの話でしょうか?
ええ、積もり積もって影響が出ているんです。また、審査請求の時点で借入金額の内訳を建物代と外構代にこのように割り振っていまして、なので外構をウチの方でやれば問題ないんですが。。。
いや、説明の意味が分からない。
費用云々の話もそうだけど、そもそも残りナンボ払うのに、現金とローンがどうなって、どうなるのか全く分からない。
いやー、外構費用が固まっていたら分かり易いんですが。。。
じゃ、な、く、て、外構の話は今やっているじゃないですか、今日もあなたとの話し合いの後に緑化さんとの話でしょ?
。。。
だったらね、3パターン見せてください。①外構代を抜いて総額が当初予定に足りない現状、②外構を150万円分緑化さんにお願いして、当初予定金額より少し多くなる場合、③外構を300万円分緑化さんにお願いして当初予定金額をオーバーする場合、それぞれ見れば現金がいくら必要かわかるでしょ?
えーっと。。。そう、ですね。。。御契約の際に現金で5万、95万と印紙代1万、そして土地の支払いの際にローンからこれだけ充てて。。。
あのね、ワシが見たいのはこの先現金でナンボ必要でナンボがローンになるのか、それだけわかればええねん。過去に支払った金額は過去の話でもうどーでもええねん。
少しヒートアップ気味に話してみました。
周りのブースからの視線を感じますが関係ありません。
お金の話、とっても重要ですが説明がこれではこちらの要望とかみ合わず全く話になりません。
インテリア関係ですけど、今日インテリアコーディネーターさんに話をして施主支給を増やす予定です。なので30万円ほど下がります。
あれ、このインテリアの数字、本当に最新ですか?前回打ち合わせの結果が反映されてないです。
ええっと・・・すみません。最新のものではないのですね。直します。
で、エアコンもこの後設計さんとの打ち合わせを組んでいただいているとのことですが、変更になります。グレードを落とすので金額は減りますよ。
そう・・・なんですね。
(ドウシヨ・・・)明日の夕方などにリモート会議させていただいて良いですか?見積りを最新化の上改めてご説明します。
(笑点見られないんだけど)いいですよー。
と、いう恐ろしい会話を経て資金計画の説明をもう一度してもらいました。
営業マンとのTV会議
コロナ最盛期以来、約2ヶ月ぶりのTV会議となりました。
TV会議と言っても、今回は資料を見るのがメインですので顔を見られる必要は無いのですが、林業さんはどこ見て話したらいいのかわからないから顔を見たいようで。。。
(自分は仕事柄音声のみのweb会議が多いのでwebカメラの画像無しに慣れているのですけどね。)
早速内容ですが、前日に伝えた3パターンで、営業マンと話し終わった後にインテリアコーディネーターさんや設計さんに伝えた変更点を含んだ数字が出てきました。
そのうち利用する可能性の高いものは、①と②のパターン。
①の場合は外構を地場業者に依頼する場合を想定しています。
しかし、この日の説明を受けてもやはりピンとこないというのが、会議を終えての感想でした。
何が何なのか営業マンから見せられた資料では欲しい情報が全くぼやけているような気がして、仕方がないので会議の後にノートを広げて整理しました。
具体的な数字はお見せ出来ませんが、PC画面にメールで送られてきた各パターンの見積書、支払い計画書を表示させながら手作業で書いていきました。
(この計算を終えた後に地鎮祭など祭礼費用・現場差し入れ費用などまだ抜けている項目があった事に気付きました。)
ともかく今最も自分が知りたいのは、これからの支払いで手元現金にどれだけ余裕があるのかということです。
①と②の現金支払額の総額と、手元現金合計額を比較すれば、何となく想像が出来ます。
肝心の外構代が分からないので①と②の外構代を仮値として同額にして算出しました。
結果、②の方が借入額は若干増えますし、着工合意の時点で外構代の一部を現金支払いする必要があるのですが、現金支出総額で見るとある程度余裕が出ることが確認できました。
①は外構代の支払時期が全額完工後に延びるので、冬のボーナスを投入することまで考えれば払えない額でもありませんが、コロナ禍の下、冬のボーナスが想定通り出ると考えるのはリスクがあります。
日本住宅ローンは外部業者施工分の融資はしてくれない
そもそもなぜこういう事態になったのでしょうか。
それは、利用する住宅ローンが住友林業と提携している日本住宅ローン(株)であることが理由です。
この住宅ローンは住友林業で手配した住友林業の為のローンなので、外構も住友林業が手配した業者(つまり住友林業緑化)であることが、融資の条件なのです。
もし自己手配で銀行やノンバンク系にコンタクトして住宅ローンの相談をしていれば、この事態は防げたかもしれません。
銀行などは施工業者が誰であろうと、借主及びその物件に対して融資をしてくれるのですから。
ローンの話になった時に日本住宅ローンの用紙を有無を言わさず渡されたのは、外構も含めた囲い込み戦略の一環だったのでしょうね。(当時の自分は非常に素直にこの用紙に必要事項を記入して行ったのでした。)
ということであれば、素直に囲い込まれてしまった方が良いのではないか、と思われる人も多いと思います。
住友林業緑化の評価は?
実は、緑化さんに頼むことには一抹の不安があるのです。
ネットを漁ると緑化さんに頼んで後悔したという声が出るわ出るわ。
グーグル上位に出てくるこういう後悔の声は10年以上前の古いブログも多いので、今はそこまで気にする必要もないかもしれませんが、フェンスの件は去年の記事ですし、特に気になります。
我が家の場合、最低でもやって戴く工事の中では境界フェンスの工事がメインになりますので、「金額が高いのはブロックへの配筋を通常よりも多めにやっているからなんです、倒れにくく安心です」って言われても、このようなサビが出れば強度もおのずと落ちますので、このレベルの不具合が出るのは非常に困るのです。
しかし、こういうネットの声を見るときに気を付けないといけないのは、一般的に普通に施工してくれて喜んでいる声はほとんど外に出てこず、何か問題があったときの声は声高に叫ばれ悪目立ちするという点です。
1件のクレームのせいで、ほかの幾数件もの無事な施工の声無き喜びがかき消されてしまうのです。
なので、品質問題が「起こった事」はある程度気に留める程度で良いかと思います。
しかし、「起こった事」に対する「対処」は、よく見るべきだと思います。
誠実に起こった事象に対応しているか、技術的に解決が難しい事であっても、素直に認めて誠心誠意伝えているか、はこれらの記事から読むことができます。
そして至った印象は・・・正直不安。。。
そもそも、対処がしっかりしていればここまで書かれることないですからね。
最近の事例は少なそうなので、意を決してお願いするべきかどうか、頭が痛いです。
地場業者さんの見積りを見てからの最終判断かなぁ、やっぱり。。。
資金面から緑化さんに依頼することはほぼ決まりなんだろうけど、決心がつきませんね。