注文住宅って本当に何から何までも自分で選ぶことが出来るためアレコレと調べながら商品選択を行えるのが良い点なのですが、興味のない物を選ぶ時間って苦痛でしかないのですよね。
といってハウスメーカーの言われるがまま適当に「へいへい、それでいいんじゃないっすか」とロクにカタログも見ないで選んでしまったものもあります。
例えば洗面室のタオルハンガーについてはどうするのだっけ?打ち合わせたんだっけ?と既に記憶から消え去っています。
一方で施主がこだわりを持っているアイテムについてはハウスメーカーの許す限り非常に長い時間をかけて検討をし、一度決めたものを変更し、やっぱり戻してを繰り返すことがあります。
今回の鏡の話は、まさにそういうお話です。
最初の案(4月末)
2階リビングから入れる洗面室、そしてその奥のトイレは来客も使うことを想定して空間を作りました。
そのため、トイレは自動で開かないけどオシャレなロータンクタイプにして、洗面室でも手を洗って更に軽く身だしなみも整えられるようにしてあげようと洗面化粧台を入れるようにしたのでした。
というとカッコよく見えますが、間取りを大きく変えてもらった際に設計さんがそういう風に描いてくれました、の方が正しいですね。
幅こそ720mmと1グリッド分で少し狭いのですが、オシャレな住友林業クレスト製のウッディなセカンドドレッサーを据付ける案でした。
コスト削減案(5月末)
しかし、住友林業クレスト製の洗面化粧台は、提案仕様となり標準品よりも高かったのです。
予算も限られていることから仕方なく標準仕様のLIXIL製のものに変更することとしました。
それも、洗面化粧台上部の鏡を外してその分安くしてほしいとまで言って。
結果、ものすごく不細工になりました。
LIXILの洗面化粧台には鏡の裏側にも収納があります。
つまり、デザイン的に鏡の部分も結構厚みがあります。
その鏡を省いたらどうなるか、もちろん徹底的に変になります。
それでもいいじゃないか、と思っていました。
けど、気が付きました。
安けりゃいいってもんじゃない、そのコスト削減案はコスト以上に満足度を下げているじゃないか、と。
最終案(6月中旬)
なので、正直コスト削減幅も小さかったので住友林業クレスト製に戻しました。
ただし、鏡は施主支給で。
壁紙もおしゃれな雰囲気のものを妻が選び、洗面室の照明もダウンライトをやめて壁付けの可愛らしいものにすることにしました。
ここで、やっと鏡選びの話です。
まずは今選んだ住友林業クレスト製HBCTシリーズの鏡を見て見ましょう。
ただの鏡です。
下の化粧台がオシャレなのに、この鏡は少し残念だなぁという気がしました。
なので鏡を付け替えることにしたのです。
洗面の鏡って施主支給して付けてもらうことで来ますか?
できますよ。取り付け方によっては壁補強必要になるので、サイズなど図面に落とし込むために早いうちに教えてください。
塩川光明堂の鏡
実は、我が家で気になっていた鏡があったのです。
いつもお世話になっている家具屋で飾ってある鏡です。
お値段も別に驚くほど高いものでもなかった為、これを入れたいなぁと考えていました。
家具屋さんからは塩川光明堂というところの商品だと教えてもらっていたので、ネットでカタログ検索しました。
こういう鏡を合わせるとシックにまとまり非常にいい感じになると思ったのです。
家具屋のおっちゃんに、取付方法で壁補強がいるのかなど尋ねていたところ「ウチで買うよりもハウスメーカーでこういうデザインのもの買えると思うよ。そっちで買って取り付けてもらった方が確実だと思うよ?」という一言がありました。
全く考えてもみませんでした。
たしかに住友林業でもインテリアフェアとかで付き合っている家具メーカーのオシャレ鏡があるはず。
早速住友林業のインテリアコーディネーターさんに、こういうのが欲しいとメールしました。
住友林業提案の鏡
ウチについてくれているインテリアコーディネーターさんは返信がいつも早くて助かります。
曰く、塩川光明堂は扱っていないが別のメーカーで似たようなものを用意できるとのことで、候補品の案が送られてきました。
確かにデザインは塩川光明堂のものによく似ています。
すぐにこういう提案を持ってくるとはさすがだなと感じました。
しかし、お値段が全然違います。
2倍ほども異なるので諦めました。
結局どうしたのか(6月末)
塩川光明堂のものを入れる前提で、サイズを伝えました。
取付は住友林業にお願いしますが、取付費として2万円以上の見積りが載ってます。
なんでやねん。。。全然かわいくない。
そして、鏡1枚の為にこんなにアレコレ話が飛び交って大変でした。
また後日家具屋さんに行って改めて現品を確認してきます。(そして近くに飾ってあるイタリア製の鏡に心変わりするかもしれません。)