住友林業の注文住宅を2020年に建てて1年ちょっと住んだ末、海外転勤になり現在は海外の長期滞在ホテルで一人暮らしをしてます。
間取りは日本で言うところの1LDKで、長期滞在ホテルなので部屋の中にはキッチンもあります。
日本では妻が主にキッチンに立っていたので、自分はたまに鍋の具材を切ったりする程度だったのですが、今はクックパッドを見ながら色々と料理に勤しんでます。
ただ、このホテルのキッチンの使い勝手というのがなかなかの曲者でして、改めて住友林業の我が家にあるキッチンは素晴らしいなと感じたのです。
と、いうことで海外のホテル暮らしのキッチンとの比較という形で、我が家のキッチンの素晴らしさをお伝えしたいと思います。
もっとも、ウチのホテルがイマイチなだけなのかもしれないとも思いますが。
- 我が家のキッチンはトクラス標準仕様
- 滞在中のホテルのキッチン
- パワフルで安全性の高いIHヒーターは素晴らしい
- デカいシンクは作業性が高い
- 食洗機がある生活の豊かさ
- 広いキッチンは最高の贅沢
- 収納がいっぱいあるとスッキリ
- (余談)冷蔵庫は最低でも背丈くらいほしい
我が家のキッチンはトクラス標準仕様
まずは、今滞在中のホテルのキッチンを紹介する前に、日本の家のキッチンを紹介します。
我が家は住友林業標準仕様で選べるLIXIL、トクラス、永大産業、クリナップの中から、トクラスを選びました。
床はリビングダイニングと同じウォルナットの挽板です。
クリナップとトクラスで迷い、最初はクリナップに惹かれていたのですが、担当してくれた設計士さんのご自宅がトクラスのキッチンで、換気扇の掃除がとても楽だとおっしゃっていた事が決め手となりました。
実際に1年住んでみて、時々妻が軽く掃除はしていたらしいですが、年末に換気扇の大掃除をした時に全然汚れもこびりついておらず驚きました。
結構揚げ物などしてたんですよ、それでも油が全然こびりついていないのは凄いと感じました。
滞在中のホテルのキッチン
現在滞在中のホテルのキッチンですが、まずは初日に撮った写真をご覧頂きましょう。
キッチンの接写は撮ってなかったのですが、カウンターがあって、その奥にキッチンがあることお分かり頂けるかと思います。
床は何の石か分かりませんがタイル床です。
そして、3か月ほどの滞在を経た現在のキッチンがこちらです。
カウンターの上は色々もので溢れて汚いのでカウンター抜きで撮りました。
L字型の壁付けキッチンで、IHコンロ(4つ口)と下にオーブン、そして左側にはシンクがあります。
シンクの上にタオルを掛けてますが、ダイソーで突っ張り棒を買ってきたものを利用してます。
吊り戸棚は手の届く高さですが、頭をぶつけやすいです。
そして、L字の折れているところも収納になってます。
ここに写真のようなホテル備え付けの鍋やフライパンが入ってました。
肉焼いただけでこびりついてしまうフライパンでしたので、今は日本から持ってきたフライパンを使ってます。
たぶん、見ただけで使い勝手悪そうだと思うでしょう。
はい、この吊り戸棚、めっちゃ使い勝手最悪です。
また、キッチンの左端にはドラム式洗濯乾燥機があります。
シーメンスというメーカーのもので、温水洗いも出来るなかなか良いやつです。
こんなキッチンと、ビジネスホテルのミニバーくらいのサイズの冷蔵庫でなんとかかんとか生活してます。
こうやって餃子を焼いたりしながらね。
では、こんなキッチンを使いながら日本の素晴らしいキッチンが恋しく感じることをつらつらと書いてみたいと思います。
パワフルで安全性の高いIHヒーターは素晴らしい
まず、上で餃子を焼いてるIHヒーターですが、とってもパワーがありません。
電気ケトルで沸かしたお湯を鍋に入れて温めたら、普通はすぐに沸騰しますよね?
このIHヒーターを使うとなかなか沸騰しないんですよ。
サクッとすぐに食べたいからと袋麺を作る時などに、お湯が沸かないで絶望を感じます。
住友林業の家では電気ケトルを持ってないのでお茶を飲む時などケトルにお水を入れて火にかけて沸かしてましたが、すぐに沸いてました。
また、今のホテルのIHヒーターは温まった後全然冷めないことも悩みです。
調理で汚れたから拭こうとすると、ジュッという音と共に白い煙が上がります。
というよりふきん越しにすごい熱が伝わってきます。
住友林業標準のIHヒーターは安全性が高いとつくづく感じました。
この日立製のIHヒーターが標準ですが、サイズが合えばそれ以外のものも選ぶことができます。
住友林業のトクラスキッチンカタログにいくつかオプションがありましたが、これでも十分いいと感じましたね。
デカいシンクは作業性が高い
シンクのサイズ、それは時に洗うのが面倒くさいと食べた後の食器を大量放置する原因となるかもしれません。
しかし、それ以上に料理をやるときにシンクの中に使い終わったボウルや鍋を放置できる余裕を生むことがわかりました。
このサイズに慣れてしまうと、今更ボウル一つ置いたらいっぱいになるようなシンクには戻れません。
シンクの中にボウルを置いている横で洗い物できることのラクさ、フライパンと鍋を並べて置いておけるラクさ、ヤバいほどはかどります。
また、素材が人造大理石なのでちょろっとシンクの中に汚れが付いたなと感じたらメラミンスポンジでこすれば傷もなくキレイになります。
これはシンクだけでなく天板も同様でして、その気になればまな板を置かずに食材カットもできるようです。(さすがに怖いのでまな板を使ってます。)
その一方でホテル暮らしのキッチンは、こんな感じです。
小さすぎる。。。ツライ。。。
そしてステンレスのシンクの中には無数の傷がついていることが確認できますね。
シンクの左側の食器置きのバスケットはIKEAで買ってきたものです。
食洗機がある生活の豊かさ
上の画像の通り、今のホテル暮らしは食洗器がないので全部手洗いをしています。
1人分なので大した量ではないのですが、食洗器のありがたみを知った今、もう面倒ですし食洗器のホカホカの出来上がりでほっこりできることが懐かしいです。
我が家が住友林業で入れた食洗器は、標準仕様の浅型でした。
深型も検討したのですが、予算削減の中で削ってしまいました。
深型があったら鍋なども洗えたかもしれないので、予算に余裕のある方は深型を選んだほうが良いですね。
ただ、ミーレやボッシュなど人気の欧州メーカーのものは住友林業使用の場合選べないんじゃないかと思います。(我が家は検討しておらず、ネットでみた情報レベルです。)
広いキッチンは最高の贅沢
そもそもアパートから住友林業の家に移った段階で、このキッチンの広さ(幅2,700mm)の使い勝手の良さに驚きました。
この広々とした作業エリアのおかげで自分のような料理に慣れていない人間でも、段取りが悪い人間でもなんとかなったものです。
この広い広い作業エリアがシンクとIHヒーターの間にあることは、料理の作業性が非常に高く、最高の贅沢だと感じます。
今のホテル暮らしの作業エリアですが、ひどいですよ?
このL字のところで斜めになって作業するわけですが、暗い暗い。
手元が見えないのです。
結局真上に光源があるIHヒーターの上にまな板を置くことが多いですが、その場合は奥のヒーターでグツグツ煮込んだりしていると狭くてやりにくいです。
高さは920mmですので日本の家の900mmとほぼ変わらず違和感はほとんどないことだけが救いですね。
収納がいっぱいあるとスッキリ
キッチンのサイズが2,700mmあることは、それだけ収納も多くあることを意味します。
我が家はさらにカップボードも2,700mm幅のものを設置しました。
それなりに深い引き出しも多くありますので収納不足を感じることは有りません。
唯一業務スーパーの1.8Lの料理酒や焼酎パックが入らないくらいですね。
この収納力おかげでキッチンの吊戸棚はすべて失くしました。
すると、カップボード側は非常にすっきりしたデザインになり、また吊戸棚で頭をぶつけていたい思いをするリスクはゼロになりました。
カップボード天板の上にそれなりに調理家電を載せられていると感じます。
一方の今のホテル暮らしでは、入居当初から圧倒的な収納力不足を感じていました。
いろいろ工夫を凝らしましたが、最終的には物理的に収納力を増やすこととしました。
ホームセンターで見つけたこのキッチンワゴンを導入したことで大量の調味料やキッチン用のタオルを手に取りやすいところに置けるようになりました。
ワゴンが安物のためキャスターのストッパーがついていないですが、今のところそれによる不便は感じていません。
(余談)冷蔵庫は最低でも背丈くらいほしい
これはキッチンの仕様そのものの話ではないのですが、今のホテルで一番許せないところ。
このミニバーのような小さすぎる冷蔵庫です。
建付けも微妙に悪くて果たしてちゃんと閉まっているのか疑問に感じます。
開けてみましょう。
めっちゃ生活感あふれる冷蔵庫の中身ですね。
ソース類の多くは日本から持ち込んだものです。
ドアポケット一番手前にある徳島産業の板野町のにんじんドレッシングは現地の道の駅で買ったものですが美味しくてオススメです。
と書いて調べたところ、どうやら今は新商品に変わったようです。
そして、冷凍庫ですが、冷蔵庫上部のわずかなエリアだけです。
もうね、全力で無理です。
ここに入っているのって、氷と冷凍うどんと肉とその他わずかな食材だけです。
冷凍食品の入る余地など有りませんし、アイスクリームも厳しそうです。
たくさん作って作り置きをできる生活なんか夢のまた夢ですね。
このホテルの契約期間が終わったらちゃんとした冷蔵庫のある部屋に引っ越したい、最近はそればかり考えています。