事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

夜の雰囲気を知らないと後悔

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今我が家を建てている土地、寒い季節に売り出してるところを押さえてからはや半年以上、その間ほぼ毎日日夜を問わずに意味もなく周辺をウロチョロしてます。

今のアパートからすぐ近くて買い物に行くのに建設地の前を通るっているのも理由のひとつですが、色んな曜日、時間に周辺の環境を見られています。

土地の選定にあたり周辺環境のリサーチは入念であればあるほど良いと考えています。

購入までに現地を何回確認する?

現地を見ずに土地を買う人は居ないと思います。

必ず現地現物を見ましょう。

広告には最低限告知せねばならない情報を除いて、良いことしか書いてません。

だって広告は販促物ですから、売るためにその土地をなるべく魅力的に見せようとしています。

しかし、現実はそうは甘くありません。

意外と家の前が坂になってるかもしれません。
アスファルトがはがれて土むき出しになってるかもしれません。
駅までの道にゴミ屋敷があるかもしれません。

実際に現地に行って、目で見て歩いて確認しないと分からないことだらけです。

まさか、その土地の近辺を1回だけ見て、「早く買わないと売れちゃったら終わりですからねー」と営業マンに急かされて買付をいれちゃったりしませんよね?

気になるエリアだから何回も訪れてるし大丈夫、高級住宅街だから変な人いないハズだし大丈夫、なんて思ってたら、そんなことないかもしれません。

現地確認の重要性

実際に私が土地探しをしてた時のことです。

私が探していたのは、今のアパートの近隣エリア、というより町内が第一希望で、第二希望以下は会社へのアクセスを主に市内および周辺でした。

町内希望だと流石に範囲も狭くて、なかなか条件の良い土地は出てこないだろうと考えてました。

そんな中、ひとつ条件の良い土地が出てきました。

整形地、広さ60坪越えで平屋も建てられそうです。
価格も高すぎず建築条件もありません。

これは良いのではないか、と現地を確認したところ思わぬ落とし穴がありました。

候補地自体は広告に偽り無しの良い土地でした。
古い家を取り壊した後なので、ライフラインも整ってます。

しかし、これらは現地で見ないとわかりませんでした。

  • 家の前が急傾斜の坂道
  • 坂が急すぎて前面道路だが道路からの出入り口が限られる
  • 隣家の塀が道路に迫り出していて車の出し入れがしにくい
  • 隣家が擁壁の上ギリギリに建ってる
  • 擁壁の強度が心配

冬には結構寒くなり雪が積もることもあるエリアの為、急斜面だとツルツルで登れなくなる恐れがありました。

また、年老いたときにもし足腰が弱まっていたら、その急坂を登り下りするのは難しいと感じました。

近年各地で局地的豪雨も多く、崖などが崩れるリスクは高くなっています。

隣地の状況次第では、簡単に隣の家が崩れてくる恐れを感じました。

結局この土地は諦めたのですが、これらは現地現物を確認しないとわからないことでした。 

夜の顔

通常、土地の見学などは昼間明るい時間帯に行います。

しかし、可能なかぎり夜、平日、休日などタイミングを変えて土地だけではなく、その街の雰囲気を見たほうが良いです。

例えば、生活道路の街灯の明るさは夜にならないとわかりません。
前面道路が通勤の抜け道にされていて、意外と朝晩の交通量が多いかもしれません。
夜な夜な近所の自販機に単車に跨った若者が集まっているかもしれません。
少し離れたスナックからカラオケの歌声が一晩中漏れて響いているかもしれません。

逆に、静かな住宅街だと改めて感じることが出来るかもしれません。
ライトアップされた街のシンボルが見られるかもしれません。

夜にしか見えないものが、きっとみられると思います。

お向かいさんの視線

我が家の建設地はお向かいさんのリビングからは、視界を遮るものは有りません。

今、お向かいさんのリビングからはきこりんフェンスと私の名前がデカデカと書かれた施主名の看板が見えます。
一家団欒から見える私の名前は如何でしょうか。。。

しかし、常にカーテンは開きっぱなしです。

昼間は気にならないのですが、夜になると家の中が明かりで照らされるので、存在に気が付いてしまいます。

我々が夜に工事進捗を確認しに行っても閉める気はなさそうです。
たまに目が合いそうになります。

ひょっとして、我が家が建っても閉める気がない?

こんなことは夜に訪問していないと気付きませんでした。
正直、土地を見つけた段階から夜に何度も訪問していたのですがつい最近までその視線には全く気付いていませんでした。

今後家が建って、もし我が家の窓がお向かいさんに向いていたら夜な夜なお互い窓越しに道路を挟んで見つめあうのでしょうか。

いや、ウチはカーテンで視界遮らせてもらいます。

お向かいさんに向いている部屋はありますが、あまり長く滞在する予定の部屋ではありません。
一応窓がお向かいさんに向かって付いているので気になります。

更に、夜にお向かいさんの前を通るとセンサーライトがチカチカと光ります。
カーテンの閉まっていないリビングの窓の向こうでチカチカとライトが光って気にならないのでしょうか。
そしてそのライトが、我が家の窓の方を向いています。

遮光カーテンで閉め切るから良いですが、これもまた夜に通らないと気が付かない点でした。

間取り作成の際にはこのような周辺の家からの見え方や周囲の明かりの角度も気にする必要がありますね。

星の見える空

晴れた日の夜、建設地近くを歩いていると街灯の陰となりひときわ暗くなっている場所で空を見上げたら星が良く見えることに気が付きました。

防犯面では暗闇があるのはイマイチですが、星を見るには最高です。

家の辺りはその場所よりも少し明るいのですが、屋上があれば周囲に高い建物が無いのである程度星の姿を観察することが出来そうです。

我が家に屋上ないけど。

庭にレジャーシートを敷いて楽しもうと思います。

 

夜の建設地、良くも悪くもそこで暮らす新しい暮らしの想像が捗ります。

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