タイトルで結論から書いちゃいましたけど、そういうことですよ。
窓の外側結露なんて高気密高断熱住宅で樹脂サッシの家でしか発生しないものなのかなぁと思ってましたが、意外と我が家程度のレベルでも発生するのだと知りました。
実は住友林業最低限レベルの我が家であってもそこそこ高気密高断熱と言えるのではないか、と感じられる出来事でした。
この事実が住友林業にしたいけど断熱性が気になる方、樹脂サッシに本当にする必要があるの?と悩まれている方、これから家づくりされる方などのご参考になりますと幸いです。
窓の外側で結露の発生した状況
間違いなく今シーズンで一番冷え込んだ朝、お日様の気配を感じてむっくり起き上がりベッドサイドのカーテンを開けると、窓が結露してました。
これは寒くなったし外側も乾燥してるのかな、我々人間の放つ体温と水蒸気で結露したかな。
そういや妻は昨晩体調悪いと言ってたし、結構汗かいてるかもしれん。
そんなことを思いガックリしながら恐る恐るガラスに指を這わせました。
しかし、指に水滴は付きませんでした。
おや?室内の水蒸気が結露したわけではなさそうです。
よーく目を凝らしてみると、ガラスの向こう側に水滴が見えました。
これ、窓の外側で結露していますね。
改めて窓の外を見ると、道路が濡れています。
どうやら昨晩遅くに雨が降ったようです。
しかし、朝になったら綺麗な青空、まさにさわやかな秋の朝になってました。
つまり、キンキンに冷えていた家の外では太陽が上りはじめるとともに徐々に道路表面の水分が飛び始め水蒸気がモクモクと発生していたのでしょうね。
一方の室内は暖かく保たれており、室内外の温度差と外側の水蒸気量によって外側結露が発生したと推測します。
無人の部屋でも外側結露発生
さて、起きて朝ごはんを食べて仕事しようかと夜中無人だった書斎に入りました。
書斎の窓カーテンを開けると、見事にこちらも外側が結露してました。
西側の部屋なので朝日の恩恵もなく寒い季節の朝は隣の朝日に照らされたリビングと異なりよーく冷えてるのですが、そんな部屋の窓でも外側の結露を確認できました。
しかも、直射日光が当たらないので結構長い時間外側結露が残ってましたので、寝室の窓は既に朝日を浴びて結露が消えてましたが、この部屋の窓の結露は写真に撮れました。
網戸のロックが上端にあるため網戸を外すのが面倒だったことに加えてどうしても周囲の環境が映り込んでしまうので写真を加工する必要があり、写真がわかりにくくなってて申し訳ないです。
我が家は樹脂アルミ複合サッシです
さて、外側結露は高気密高断熱住宅が自慢する現象のひとつです。
特に樹脂サッシ大好きな人たちが樹脂サッシしか勝たんと言わんばかりに樹脂アルミ複合サッシに対する窓付近の断熱優位性をアピールする時に用いている印象があります。
しかし、我が家のサッシは樹脂アルミ複合サッシです。
ワタシが建てた2020年当時、住友林業が標準で使っていた三協アルミのアルジオという商品です。
ガラスも3枚ものではなく、日本板硝子のアルゴンガス入りLow-e複層ガラスです。
もっと言えば第三種換気システムにより冷たい外気温をそのまま家の中に取り込んでます。
3帖ちょいの広さしかない書斎にも吸排気口が空いてて朝の書斎はひんやりしてます。
それでも室内外の環境によって外側結露が起きました。
今の住友林業は断熱材のグレードをワタシの建てた当時よりも上げてますので(下リンク参照)、ワタシの家よりも断熱性能が上がっているはずです。
従い、おそらく今の住友林業で建てている人の家はもっと外側結露の起きやすい家になっているのではないかと思います。
なお、断熱材のグレードは上がりましたが、標準地における標準仕様のサッシは樹脂アルミ複合サッシのままです。
住友林業としては、寒冷地でもない限りはわざわざ樹脂サッシを標準にする必要はないと考えているようですね。
もちろん、希望すれば樹脂サッシに変更できますよ。
我が家の場合は見積り中に入れていた最も大きなリビング窓のサイズが樹脂サッシ非対応だった為、樹脂サッシを見送りました。
結果として1年ほど住んでますが樹脂アルミ複合サッシでも特に不都合は感じてません。
もっとも、我が家の窓サッシが全部樹脂サッシだったらどのように体感が変わっていたのか、それは知ることは出来ないですし、樹脂サッシの家だったら樹脂サッシマウント合戦に参加していたでしょうけどね。