久しぶりの後悔ポイントご紹介です。
と、いうくらいに日々後悔もなく基本的に楽しく暮らしいているのですが、だんだん秋が深まり朝晩の冷え込みが厳しくなる中で気になることが出てきました。
別に後悔とまでは言わないレベルなんですけど、敢えて後悔ポイントに入れておきます。
尚、その他後悔ポイントもこちらのリンクからご参考にご覧いただけますと幸いです。
ベッドの真上から顔に冷気が降りてくる
夜、寝室のベッドに向かい温かいお布団に入りますとカラダはポカポカと温まります。
冷え性なので何もしなくても足裏が冷たくなる悩みがありますが、これは家のせいではなく身体のせい。
お布団の中に入ったカラダは温かいから余計に気になるのが布団から出た顔から上の感じる冷たさです。
室温自体は大して落ちていないのですが、天井から顔に向けて冷たい空気が落ちてきているのを感じます。
これは、24時間換気システムの吸気口が顔のほぼ真上にあることが原因の様です。
住友林業の家は第三種換気システム
24時間換気システムは気密性の高い住宅に於いてホルムアルデヒドなどの環境アレルギー物質が閉め切った室内にこもり健康被害を起こさない様に付けられている、とは住友林業の方々が異口同音に仰っていた事です。
この換気システムですが幾つか種類があり、住友林業の家は寒冷地などを除き第三種換気システムを採用しています。
この第三種換気システムは換気扇を使って室内の空気を排気することで、負圧となった室内に外気を取り入れるシステムです。
この時、外気はフィルターで汚れを取り除かれる以外はそのまま入りますので、秋も深まり夜の外気温が低くなると、冷たい空気が吸気口から入ってくるわけです。
さらに、冷たい空気は下に落ちる性質がありますので、天井から入った冷たい空気は下にあるワタシの顔に落ちてくるのです。
吸気口がベッドの上に来た原因
さて、そんな冷たい空気の落ちてくる様な吸気口を何故顔の真上に置いたのか、その理由は至って単純です。
吸気口の位置にそんなリスクがあるともつゆ知らず、設計時に何も考えてなかったから。
ベッドの置き場所は当初から決まってましたし、それに合わせて寝室のデザインをしました。
デザインしてくれた設計さんもそこまで気の回らなかったのか、頭側に吸気口を、足側に排気口を付けていました。
もし吸排気口の場所が逆転していたら、ここまで寒くなかったかもしれません。
考えられる対策
基本的に第三種換気システムである限り寒さは止められないです。
あとは、この換気を切るか外気の流量を減らすくらいしか方法はありません。
ちょうど1年目点検があったので、アフターさんに穴を塞いでもいい?と相談しました。
すると、吸気口をむやみに塞ぐのはお勧めできないと言われました。
実はこの換気システムはホルムアルデヒド対策だけではなく、結露防止という大切な働きがあるとのことです。
実際に10年単位で吸気口を塞いでいた物置部屋でカビが生えて大ごとになったお客さんが居たらしいです。
もっとも物置部屋なので日常的な部屋への出入りもなく閉め切っていたため空気が滞留していたこともあるようですが。
吸気口を絞り冷気流入を減らせる
残る対策はひとつ、空気の流量を減らす事です。
これは今回同じ住友林業施主の先輩、びびさんから教えてもらった対策方法です。
天井吸気口のフィルターを外すと、そこにプロペラがあります。
これが入居時のままの初期状態です。
プロペラの真ん中のツマミを回すと、羽根が広がります。
(ツマミを回すときに冷たい外気を指先で感じます。)
これで半分閉まりました。
さらにもう一捻りしましょう。
これで4分の3が閉まりました。
空気の量がもともとの3分の1に減っているはずです。
そして、この状態でお布団に入りました。
全然顔が冷たくない!
よかったー。
アフターさん曰く、この状態なら全部閉じてないから大丈夫ですよ〜とのことです。
ただ、寒さが気にならない春以降は本来の吸気口の役割を果たしてもらうためにもフィルターメンテナンスのついでにプロペラを開いた方が良いとは思います。
これから家を建てる方へ
第三種換気を採用されるのでしたら、吸気口の場所は要チェックです。
リビングのソファの真上、、寝室のベッドの真上、書斎机の真上などに吸気口があると寒い季節はツライかもしれません。
なるべく場所をずらすように設計段階から気にしたほうが良いです。
もしくは、イニシャルおよびランニングコストは掛かりますが第三種換気システムではなく第一種換気システムを採用するか、ですね。
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