我が家には子供はいません。
なので、家を建てる際にそのエリアの学校の評判なんて全然気にしてませんでした。
そもそもアパートに住んでいた頃も我が家の周りは長閑で人通りも少ないし、そりゃ夜中に少しうるさいバイクの音が聞こえることもあったけど、その程度かわいいものだと思ったものです。
実際に新居に住み始めてからも、ご近所さんは気のいい方ばかりで、別に治安が悪いと思うこともなければ周囲の環境は大して気にならない日々を送ってます。
しかし、最近どうも近所の学校の評判はイマイチであるという噂が流れてきました。
その真偽のほどはともかくも、学校の評判等言うものを通じてこのエリアの性格なども少し見ることが出来ましたので御紹介したいと思います。
- 地元の母親ネットワーク
- 公立学校の中でも人気・不人気がある
- 中学校になったら隣町の子もやってくる
- 地元民が偉いと考える保護者たち
- 校長先生のクセが強いらしい
- 結局気になるなら別の母集団に属すしかない
- 子どもがいない我が家に近所の学校の評判が与えた影響
地元の母親ネットワーク
この噂の出どころですが、妻が最近通い出した近所の仕事先の奥様方です。
我々はこの街のニューカマーですが、この仕事先にはこの街に住んで10年選手やもっと長い人もおり、さらに小学生のお子さんが居る方もいらっしゃいます。
その為、ウチの子の学校は〜だけどこっちの学校だったら〜、みたいな話が時折聞こえてくるそうです。
先日、我が家の話になったときに、子供が居たら○○小学校で中学校は××中学校だね、という話になり、その○○や××の学校にまつわる噂話となったとのことです。
公立学校の中でも人気・不人気がある
このような話が出て来る前からワタシも認識してはいたのですが、不思議と同レベルであるべき公立の小中学校でも人気、不人気というものがあるのですね。
妻から一連の話を聞いた後にワタシの住んでる自治体の名前で人気の校区を調べてみたところ、見事に高級住宅街エリアの学校が人気であると出てきました。
一方で、我が家のあるエリアの学校ははっきり言って不人気でした。
隣の小学校は、比較的良いようですので通わせるなら越境通学(我が街では可能な模様)になるでしょうね。
さすがにお受験してまで小学校1年生から満員電車に揺られて長時間かけて学校に通わせるのは心が痛みますし、そもそもそんなお金ありません。
中学校になったら隣町の子もやってくる
妻の聞いた話では、我が家の近所の中学は、我々のエリアの方は比較的大人しいが、中学校の裏側エリアから来る子供は少しレベルが落ちると言われているようです。
隣の小学校も通うので大人しい子ばかりと思ってましたが、裏側の所得レベルの落ちるエリアの子が来ると、一気に荒れてしまうとのことでした。
そこで思い出したのが自分の通っていた中学校のことです。
そこは、2つの小学校の校区を1つの中学校がカバーしていました。
ワタシが住んでいたのは山の上の小学校で、ニュータウンの子や山の手のお金持ちの子どもが入り混じる比較的穏やかな学校でした。
もっとも、本当のお金持ちの子どもはお受験して私立学校などに行ってましたが。
中学校から合流してきたのが山の下の小学校で、こちらはなかなか荒れている子が多かった印象です。
(そして我々山の上の学校の子もごく一部がそちら側に合流していきました。小学時代一緒に遊んだ子の変わりように驚いたものです。)
中学校で山の下の子と一緒になった時、一部の粗暴な子の言っている汚い罵り言葉すら理解できませんでした。
ワタシにその罵り言葉を教えてくれた子は、中学校卒業してすぐに母親となり、今は立派に飲食店を営んでいるらしいです。Facebookによると。
このくらい隣の学区でも世界が違うのだ、もっと言えばそのような人と中学校に入ると異文化交流が始まるのだということを、今回我が家の近所の中学校の話を聞いて思い出したのでした。
この場合、中学校からはお受験をして私立中学に行かせることが良さそうかとも考えましたが、やはりお金が掛かりますし、学生時代に富裕層の子供向けの個別指導塾の講師をしているときに見た賢い私立学校に通ってるけど荒れ気味の子たちのことを考えると、私立中学だから問題ないとも言い切れないよなぁとも感じます。
結局どんな人が集まるかは集まってみないとわからないし、多感な時期で何をトリガーに変わってしまうかも分からないですしね。
今の自分が当時の塾講師してた自分に戻れるなら、もう少しうまく彼らと接することが出来たかもしれません。
地元民が偉いと考える保護者たち
さて、話を我が家エリアの小学校に戻しますが、情報源の奥様方の話によると、このエリアの小学校は子供たちよりも保護者の方が厄介なようです。
つまり、子供の振る舞いが粗暴であったり学級崩壊していたりするのではなく、保護者同士の付き合いの中でのマウント合戦が問題のようです。
曰く、我が家のエリアは昔からこのエリアに住んでいるザ・地元民と宅地開発される中でやって来た我々のような人が混在しているのですが、ザ・地元民がよそから来た人たちを毛嫌いしているというかマウントのような形になっているとのことです。
それは普通に子供同士の付き合いでは分からないが、PTAなどで如実に出るとか。
それにしても自分の子供が通っているわけでもないのによくそこまで情報が出てくるもんだと話を聞いていて感心してしまいました。
校長先生のクセが強いらしい
極め付けは、学校の先生の評判です。
我が家エリアの小学校の校長先生が界隈では有名な方のようで、その指導方法、学校運営方法が独特でクセが強いらしいです。
良い方にクセが強いなら良いのですが、話を聞く限り正直クレイジーで到底理解出来ない方でした。
先生なんて数年で配置がコロコロ変わるものだから一時的なものかもしれませんが、それでも避けられるリスクは避けたいものですね。
情報源の奥様のお子さんが通う学校も校長先生が変わって少し雰囲気が変わったとか。
しかし、個人的には子どもには校長先生よりも担任の先生の影響の方が大きいと感じます。
特に小学校は常に担任の先生と一緒なわけで、その先生がハズレなら1年間ずっと嫌な思いをし続けるわけです。
ワタシが小学校5年、6年と同じ担任だったのですが、まぁ評判の悪い先生だったようで、親と教師の面談で「あの子は何を楽しみに生きてるのか分からん」と言い放たれたと母に言われたことは今でも覚えています。
これは、校長云々というより教師個人の性格でありレベルだなぁと感じました。
結局気になるなら別の母集団に属すしかない
長々と書きましたが、結局のところリスクを減らすにはリスクの少ない母集団に属すことしかできないのかと感じます。
ある集団の中に子どもを入れたら、やはりその集団の影響を受け、その影響を受けた育ち方になるのではないでしょうか。
ただ、その集団はかならずしも学校である必要はなく、放課後の校外活動の場でも良いと思います。
自分も、上述のように担任から言われるような感じだったので、あまり学校にはなじめていなかったのでしょう。(何人か仲良かったの居たし、別に不登校でもなんでもなかったのだけどねぇ。)
自分の場合は週に数回通ってた塾で別の学校の子たちと仲良くして(しすぎて授業の邪魔になるほど怒られたこともありましたが)ましたし、スポーツクラブでもなんでも、どこかで学校以外のお子様のコミュニティを持つことは、一つの価値観にとどまらない点でも有意義と感じます。
田舎気質の、オラが村のチームに何で顔を出さないんだ云々と言われそうなリスクも有りますけど・・・そこはうまいこと付き合いつつやれれば最低限のお付き合いで、高校生くらいになれば程度の合った方々とお付き合いできるのかな、とも思ったり。
いかんせん子供もいないので何とも言えませんけどね。
子どもがいない我が家に近所の学校の評判が与えた影響
結局、我が家がこのうわさ話を聞いて感じたことは、
やっぱり田舎者気質のあるムラ社会が残ってるエリアなのね
ということなのですが、ただ同時に
別に子供もいないし今のところ町内会のお誘いも何もないからフリーだし関係ねぇな
とも感じました。
つまり、その評判を聞いたから動向と感じることはありませんでした。
もし、近所の悪ガキが我が家に直接的、間接的に何かを問題を与えることが発生すれば話は異なりますけどね。
噂によると、そういうリスクがあるのは中学校の向こう側のエリアのようですし、そこまで危惧する必要はなさそうかな。
その程度の参考情報にはなるけど、あとは当面関係なさそうなお話でした。