事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

積水ハウスからのアプローチ

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やってはいけないと知らずに住宅展示場に行ってしまった後も、積水ハウスからのアプローチは続いていました。

住まいの夢工場見学

住まいの夢工場とは、積水ハウスが定期的に開催している見込み客をまる1日囲い込んで工場見学に連れて行くというものです。

豪華弁当付きとの触れ込みで、1日見学バスツアーに行きました。

御大層にすんごいツアーでなかなか行けないような話し方されましたが、普通にネットから申し込み出来ます。

www.sekisuihouse.co.jp

で、行き先は、茨城県

遠いわ!

そしてやったことと言えば、豪華?弁当を食べた後に他の参加者が施設見学をしているところ、何故か私たちだけ昼食会場で営業マンから熱いプレゼンをうけました。

そんなプレゼンより目の前の滅多に見られない凄いやつを見せて欲しいのに、いつでもどこでもできるようなプレゼンをされて、とってもつまらなかったです。

その後は、漸く幾つか家を見せてもらいました。

施設内の写真撮影NGの為、写真などを使って説明出来ないのが残念です。

この工場訪問時点ではまだ木造か鉄骨かを決められていませんでしたので、(むしろ家つくるのも本気かどうかあやしかったレベル。)鉄骨も木造も両方見せてもらいました。

幾つもモデルハウスがありましたが、どれからどれまでが標準で何がオプションかもよくわからないまま、何だかカッコイイ家がたくさんあるなぁという印象でした。

ただ、どれもこれもデカい。すごく現実感のない家ばかりです。

正直それぞれのモデルハウスを見ても鉄骨と木造どっちがどう違うのか、営業マンから特に説明もなかったのでそれぞれの長所短所が全く分かりませんでした。

これでは大規模住宅展示場のモデルハウス巡りで十分、遠い遠い茨城県に行く必要ありません。

しかし、ちゃんと夢工場でしか見られないメニューがありました。

木造で使用する木材の強度試験や、耐火試験、断熱体感や耐震装置の効果体験など様々な大掛かりな仕掛けを見せてもらえました。

ここで体感した仕様が標準仕様だったのかどうかは、未だにわかりません。

標準であれだけ外気温シャットアウトできる断熱窓だったら積水ハウスで家を建てたら冬でも暖かい家になると思います。

また、それ以外の面でもその後の家づくりに非常に役立つ経験がありました。

例えば、カッコイイ階段下書斎をみたことで、その後のプラン作成では書斎を作ることにしました。

お土産もガッツリ戴いて、地元の展示場に戻ってからも更に営業マンから居残りアプローチを受けました。

頑張っているのはわかるけど、丸1日付き合わされた後でもうグッタリでした。

 イメージ図が出てきた

若手営業マンから、どんな家になるか描いてみました、という連絡があったので見せてもらいました。

誇らしげに彼が見せてきた外観スケッチは、茨城県で見たモデルハウスからは程遠い、ショボーンとした、そこら辺にある家のように見えました。

上物価格は3,500万円くらいですかね〜みたいなことをサラッと言われて、目ん玉飛び出ました。

え、3,500万円の価値を感じない。。

その時、一緒に平面図も付いていたかどうかは覚えていません。

ともかく、この瞬間に積水ハウスから気持ちが大きく剥がれていました。

が、社長の紹介で「こいつを鍛えてやってくれ」という声もありましたので、もう少しお付き合いしました。

土地探しに支店長まで出てきた

そもそもいつもの不動産屋さんが持て余していた土地で家を建てるというはずだったのが、いつの間にやらもっといい土地で建てようという話に変わってきました。

その理由は、土砂災害警戒区域

自治体のwebサイトでハザードマップを確認すると、その不動産屋さんの土地の裏山が崩れる恐れ有り、となっており土地にハザードマップの線が微妙に引っ掛かっていたのです。

その時点で、どんなに見晴らしの良い丘でも、この土地に対する興味は落ちていました。

直近に台風で多摩川が氾濫したり、梅雨時にも日本中各地で水が出た、山が崩れたという報道を見て、ハザードマップに引っかかる場所はたとえ安くても命に関わると感じていたのです。

そのような懸念を伝えると、積水ハウスグループ総出で近隣の土地探しが始まりました。

案内された豪華な応接間にはいつもの若い営業マン、積水不動産の人、そして積水ハウスの支店長まで座ってました。

完全にロックオンされてます。

逃げられません。

が、1時間経っても2時間経っても希望に叶うイケている土地はついには出てきませんでした。

ついには支店長、「地上げします!」とまで言い出す始末。

それをされたら積水ハウスで建てる以外ありません。

勘弁してください、そこまでの覚悟は未だありませんでしたから。

ファイナンシャルプランナー紹介して、営業マンも同席

ある日には、そもそもの予算額自体が過少なのでは?土地代もっと出せるはずでは?とファイナンシャルプランナー(FP)さんにライフプランを検証してもらうこととなりました。

正直これには興味があったので、乗りました。

そしてまた積水ハウスの豪華な応接間で、FPさんとの打ち合わせです。

何故か、いつもの若手営業マンも同席です。

(後日FPさんから聞きましたが、同席されることは基本的に無い、驚いたとのこと。)

勉強の為とのことですが、これでは私の全財産丸裸です。

ま、営業マン同席しなくても結果はある程度伝わるのだろうから構いませんが、気分は良くないですね。

さて、FPさんと楽しく会話しながら予算の話をしました。

結果は、概算ながら予定通りの賃金上昇があれば計算上では予算にかなり余裕あり、老後2,000万円問題もいけそうとのことです。

この結果を見た若手営業マンくん、それはもう喜んで、これなら今の予算プラス2,000万円くらいの家建てられますね(^^)なんて言ってくれました。

お前はウチからナンボ吸い取るつもりじゃ?

結局は営業マンの質

と、いうことで、最終的には積水ハウスから離反したのですが、ガンガンのアプローチを受けた数か月でした。

ここまでご覧になった方は感じるかもしれません、積水ハウスの家の質は問題ないんじゃないの?って。

はい、そのとおりです。

家自体は凄いと素直に思いましたよ。

渡されたカタログに載っている作品集はどれも豪華絢爛でそこで生活するイメージが全然湧かないくらいの豪邸ばかりですが、使っている素材や設備は他のハウスメーカーよりも一段上のレベルを感じるものばかりでした。

もし提案力のある人が担当してくれれば、全然違う結果になっていたかもしれません。

シッカリとした提案、凡庸に見えたあの図面に込められた素人には思いつかないような狙いなどが伝われば、さすが!と感じていたでしょう。

そして、若い彼には相手が悪かったです。

住友林業で担当になった営業マンが、かなりのやり手のようで、ともかく最高のアプローチを仕掛けてきたのでした。

やっぱり家づくりに於いて、営業マンというのは非常に重要な要素になると感じました。

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