事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

固定資産税の調査はコロナ禍なのでやりません!

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不動産を持つと、賃貸暮らしでは発生しない費用が発生します。

修繕費用の積立ての必要性もさることながら、各種税金も重くのしかかります。

不動産を取得する時には不動産取得税がかかります。

これは不動産を取得した時の1回のみ掛かる税金です。

もっとも、不動産取得税は軽減措置が大きいので最終的には無税になることも多く、あまり意識する必要ないとの意見も多くあります。

正直、私も引渡し準備の案内を読んで初めてその存在を知ったくらいノーマークの相手でした。

一方で固定資産税については不動産を所持する限り毎年毎年永遠に襲ってくる税金です。

1月1日時点に存在する不動産に対して税金がかかるので、固定資産税的観点から言うと年明けに引き渡して貰ったら1年分の固定資産税は掛からないことになります。(上物のない土地だけで保有する場合と居住用住居の場合では税の減免措置などの違いがあるので、年明け引渡しの方が得であるとは言えません。)

今回は、家づくりの際についつい忘れがちな不動産取得税と固定資産税についてのお話です。

突然の手紙(不動産取得税)

新居に入居して2〜3週間ほどが経った年の瀬に、まずは税務署から不動産取得税の通知が届きました。

タイミング的には建物部分の不動産登記が完了して司法書士事務所から各種書類が届いた時期とほぼ同じでした。

その為、建物の登記がなされるや否や投函されたのではないかと疑ったのですが、今回届いたものは、あくまでも土地に対しての不動産取得税でした。 

同封の申請書に記入して、添付書類を付けて返送してね、という内容でした。

内容はそれほど難しいものではなく、申請書にある土地の評価額や土地の登記書類を見ながらスラスラと書けるものでした。

住居部分に対する控除申請も同時にできる為、建物延床面積などの情報も記入、長期優良住宅の証明など必要書類を添付して投函するのみでした。

ご参考までに、我が家に届いた不動産取得税軽減措置の手引へのリンク(東京主税局)を貼っておきます。

https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/shomei/13_keigen.pdf

必要書類や、具体的な軽減税率の計算方法につき確認できます。

尚、東京都以外の場合は必要書類などが異なる手続きとなる可能性がありますので、ご自身の物件所在地の情報をご確認ください。

突然の手紙(固定資産税)

こちらは年明け早々に役所から届きました。

年始の忙しい時期に10日ほどで提出せよという鬼のような指令でした。

内容は、通常は①調査官の現地調査を受ける方法と②建築図面のコピー送って、現地調査は外観調査のみで済ませる方法の2種類があるが、今はコロナ禍の為②のみで対応してます、だから書類出せ、というものでした。

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ただ、同時期に家を建てた他の方のブログを読むと、皆さん現地調査を受けられているようですので、ワタシの住む自治体が特殊なのかもしれません。

anpan-mama.hatenablog.com

www.colonel-zubrowka.com

大佐殿の記事を見ると、不動産取得税の減免の方法もまた私の場合と異なるようです。

提出図面

ご参考までに、固定資産税算出に当たり提出した書類につきご紹介します。

  • 平面図
  • 立面図
  • 断面図
  • 仕様書(仕上げ表)

いずれも住友林業からの着工合意書から引っ張りましたが、実はパイプスペースの位置や壁紙の品番などが竣工図面とは微妙に異なります。

竣工図は住友林業施主専用サイトのClub Forestからダウンロード出来るのですが、我が家の場合ダウンロード開始時期が書類提出に間に合いませんでした。

仕方なく余白部分に「修正あり」と書かれた着工合意書のコピーをそのまま送りましたが、無事に受領されました。

また、我が家は長期優良住宅の認定を受けているので、その認定通知書も同封して送付しました。

長期優良住宅の取得により、固定資産税の減免機関が通常3年→5年に2年延長となります。

尚、長期優良の手続きについて一部の工務店などでは追加料金を払わないとやってくれないらしいですね。

突然の来訪

その日のワタシは珍しく出社日で妻だけが在宅していました。

そんな時に、彼らはアポもなく突然やってきました。

妻曰く、インターホン越しに調査する旨のみを伝えられて、ものの数分で去っていったようです。

家に上がってこないと事前に書面で宣言されていたので、私は妻に固定資産税の調査員がやってくることは何も伝えていませんでした。(そもそも訪問日も不明ですし。)

しかしながら、それにより何も知らなかった妻は突然の来訪に対し

絶対家にあげてやらないぞ、追い返してやる!

どうしても家に入ってくるなら徹底的にウイルス落としてからじゃないと上げてやらないからな!

と(対コロナで?)戦闘モードだったようですが、予想外の外観のみ調査に拍子抜けしていました。

そして、彼らが去った後のポストにはこんなものが残されていました。

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どうやら無事に終わったようです。

で、肝心の税金はいくら掛かるのか!?

不明!

なんにも分かりません。

このまま5月ごろに魔の通知が届くのかな、と思うと恐ろしくて恐ろしくて。。

そういや、口座振替の案内も調査終了のお知らせと一緒に入ってたなぁ。。。

ひととおり手続きした所感

正直、縦割りですね。

固定資産税取得税は税務署の管轄、固定資産税は市区町村の管轄なので、提出書類が一部被ります。

登記作業を以って取得の報告とし、不動産の取得にかかる全ての手続きが終わるようにしてくれれば非常に効率的で楽です。

何度も何度も書類を記入してコピーとともに送って、面倒臭くないですか?

必要書類のコピーを取るのもタダじゃないのですし、書類の郵送も数百円の話ですが、お金がかかりました。

なんかそのひとつひとつが、この後税金を毟り取られるために行ってる行為であることに無性に腹が立ちました。

せめて我らの血税が有意義に使われて、行政サービスという形でメリットとして返ってきて貰いたいものですね。

また、書面で提出したことに対しては、当日の応対のわずらわしさから解放された面がある一方で、誤魔化しがきかないという問題も発生しました。

床材など、どこのメーカーの何というものが使われているのかが一目瞭然であり、これまでの目視と口頭聞き取りでは逃げられていたであろう見えない部分の内容も、書面に書かれてしまっているのです。

今回は案内書類をよく読んで、求められている最低限のページしかコピーして渡しませんでしたが、やっぱり追加で他の書類も出して欲しいと後で言われないか、まだ不安です。

はやく税額確定の案内が出て来てくれた方が安心できるような、金額を見たら気分が滅入りそうな、行くも戻るも地獄のような気分です。

 

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