事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業を選んだ決め手と不安だった点

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今回は特別企画で、我が家が家づくりのパートナーを住友林業に決めた理由についてです。

古~い記事では何がどうなって家づくりをはじめて、そのまま住友林業に決めて行ったのかを時系列でつらつらと書いていたのですが、改めて当時の想いなどを思い返してみたいと思います。

我が家の建築先は住友林業

我が家の建築先は、長澤まさみのCMでおなじみの住友林業です。

住友林業は、別子銅山の植林事業が源流の会社であり、その名の通り住友グループの一角を担う企業です。

注文住宅事業に加え、木材建材卸とアメリカやオーストラリアにおける海外住宅事業の3つを事業の柱としている会社です。

自社保有林で建材を確保できることから、いわゆるウッドショックの影響も限定的であったと言われております。
(以上、会社四季報を参照、一部加筆修正。)

さて、住友林業には長澤まさみのCMには顔を出さないきこりんというキャラクターがいます。

kikorin.jp

世の中には住友林業と契約するにあたってはきこりんのぬいぐるみを付けてほしい、とか引き渡しの際にはきこりんの置物が欲しいとか、カレンダーが欲しいとかアレが欲しいコレが欲しいと営業マンに言う施主もいるようです。

なので、営業ツールとしてそれなりに役立っている存在のようですが、我が家はこのキャラクターへの愛着などは一切なかったため、そのようなゆすり交渉はしておりません。

住友林業にした決め手は営業マン

住友林業に決めた当時も書いたのですが、もちろんビッグフレーム工法の良さとかデザイン性とかブランド力とか色々とあったのですが、最終的には営業マンの差が決め手でした。

pertamahouse.hatenablog.jp

正直、木造か鉄骨かの差についても全然理解していなかった状態ですし、家自体ではなく営業マンという人での選択は家は性能って言う方からしたら

何も分からず高い家買ってアホちゃうか?

見栄っ張りなだけだろ?

ネギ背負ってるカモだろ?

って言われるかもしれませんが、私の様に性能の違いが全く響かなかったタイプの施主にとっては、結局最後は応対してくれた方の人間力の差がモノを言ったのでした。

ただ、決してハイレベルな争いではなかったので、住友林業の担当営業マンがずば抜けてナイスガイだったのか、と言われると正直微妙なのですけどね。

住友林業にして不安だった点

一方で、住友林業にしたことへの不安点がなかったわけではありません。

何よりも比較的高いと言われる価格面ですね。

もちろん見積りを見て最終的にイケると踏んでの契約ではあったのですが、人生最大の買い物ですから不安はありました。

他の不安点は、なかったですね。

マイホームハイだったのかもしれませんが、担当営業マンを信用しきっていましたし、まぁ事実建てた後もお金以外は大丈夫です。

よーく考えよう、お金は大事だよー。

住友林業以外の建築先候補

我が家が住友林業以外にコンタクトした建築先は、以下の3社でした。

  • 積水ハウス
  • ダイワハウス
  • トヨタホーム

 なぜ世の中に大量にあるハウスメーカー、工務店の中でこれら所謂大手のハウスメーカーばかりを候補にしたのでしょうか。

答えは簡単で、数十年、ヘタしたら一生おつきあいする可能性のある家づくりのパートナーですから看板が大きいということが安心につながると感じたのです。

どれほど技術力があって専門家的にはスーパーな工務店でも、素人的に聞いたこともなく看板が小さい会社に家づくりを任せることは、私の選択肢としてはゼロでした。

家づくりに限らず、様々な場面で大手の看板のパワーを生活の中で目にしてきた我々としては、大手の看板の下での暮らしを選んだのです。

実際問題、建築現場に於ける5S活動や周囲への心配りなど、住友林業という大手と契約した我が家と、規模の劣るハウスメーカーで建てたご近所さんの現場とでは明らかな差を感じましたね。

もちろん大手だから5S、コンプラがしっかりしていて中小はダメダメなのだ、などと言う気は一切御座いません。

大手でも5Sやコンプラがダメダメな現場もあるでしょうし、中小だからこそ組織一体となっての細やかな目配せが効いている現場もあると思います。

なぜそれらの会社を選ばなかったのか

さて、では大手ばかりの中で何故上述の3社を選ばなかったのか、ということですが、これこそまさに大手でも期待外れなパターンに当たったのでした。

こちらはカモがネギを背負ってきているレベルの客でしたが、説明力、提案力、そして何より魅力の面で脱落していったのです。

いま改めて見てみると3社はいずれも鉄骨メーカーですが、鉄骨だからダメということは全くありませんでした。

むしろ当時の自分からすると木造、とりわけ木造在来工法自体への信頼度は低かったです。

木造というと私の人生経験から阪神大震災でボコボコ倒壊して燃え盛った木造住宅の印象が強く、あの災害で壊れた街並みの家と同じような工法の家を信用すること自体が難しかったのでしょう。

ビッグフレームとかシャーウッドとかの特徴を聞いていく中で、木造でも安心できるようになったのでしょうね。

もっとも住友林業で家を建て始めてから他社施主の方々や業界の方々とお付き合いするようになり、以前よりは信用するようになりましたが。

次建てる時も住友林業を選びたいか?

家を建てて1年もたっていないのに次建てる時の話をするのもいかがなものかと感じるのですが、もう一度建てる時に住友林業を選ぶのか?と問われると、答えは50%50%です。

もちろん大前提として、私は今の住友林業の家に住んで大満足しています。

しかし、一方で今回の建築時に目もむけなかった他のハウスメーカーにもコンタクトしてみたいなぁというのが、その理由です。

  • 三井ホーム
  • 三菱地所ホーム
  • セルコホーム
  • BESS
  • その他中小ハウスメーカー

上2件は旧財閥系の大手という点では住友林業と同じですね。
特に三井ホームに対しては、我が家のやりたかったアーチデザインなどが得意なハウスメーカーなのに何故か敷居を跨ぐことを躊躇してしまいました。
そのまま住友林業での家づくりに入ってしまったので、当時最も比較検討すればよかったなぁと感じているハウスメーカーです。

セルコホームはじめ輸入住宅は、三井ホーム同様アーチデザインなどを採用するならば訪れるべきハウスメーカーですね。
家づくりを始めたころはスウェーデンハウスしか知りませんでしたし、スウェーデンハウスはめっちゃ高いと噂で聞いていたので、三井ホーム同様敷居をまたぐことを躊躇してしまったハウスメーカーです。

BESSはログハウス風の家づくりをするメーカーであるというのを、まさに住友林業と契約した後に知りました。
我が家の生活圏内で最近建築された家がBESSの家でして、建築中からチラチラ見ていたのですが、出来上がりまで見てもなかなか良いなと感じたのです。

また、その他の中小ハウスメーカーについては、その実どの程度のものなのかを見ないままでしたので、今となっては冷静な目線で見てみたいなとも思います。
住友林業と比べると比較的廉価にデザイン性良く、質の高い家を作っているハウスメーカーも多くあるようです。
ただ、家というのは数十年単位でのお付き合いをするものであるため、先々のことを考えると会社の経営体力的にどうしても不安になってしまう部分があります。
もちろん、大手でも潰れるときはあっけなく逝ってしまうのですけどね。

理想的なハウスメーカーの探し方とは?

そもそも、理想的なハウスメーカーの探し方とはどのようなものなのでしょうか。

我が家は事前にターゲットとするハウスメーカーを選定した上で、付近にある住宅展示場に直接訪問をしました。

その結果として比較的スムーズにパートナーを見つけられたのですが、ざっくりと現地で追加のハウスメーカーも見てみようとしても、ハウスメーカー1件あたり最低でも1時間、+αのハウスメーカーを見るには時間的制約もある為ほとんど出来ずでした。

そんな頻繁に行けるほど暇でもないし、近いと言ってもそれなりに距離もありますからね。

展示場訪問の一方で、このような媒体も買ってみていました。

書店で売っている雑誌版のsuumoです。

エリア内の工務店やハウスメーカーについて建築金額で仕切って実例紹介が載っています。

工務店やハウスメーカーの数は圧倒的に多かったですが、パラパラとめくって見ても各社の違いや特徴などが伝わってきませんでした。

漠然と「家を建てたいなぁ」レベルの時って、どのようなアプローチをとっていけば理想的なのでしょうね。

繁華街などにあるsuumoカウンターで紹介を受ける方法は一つのソリューションかもしれません。

私のような凝り固まった頭の人間には良い刺激となる情報をくれることでしょう。

ただ、インターネット上にはsuumoカウンターを利用すると値引きが小さくなるとまことしやか述べられている例もあります。

私に言わせると値引きの大小を語ること、ましてや他人と比べること自体がナンセンスですが、気にされる方も多いようですね。

あくまでも気に入ったものを、自身の納得できる価格で購入すること、これが経済の原理原則であり、他人が割高と感じるものであっても購入者本人が納得した価格であれば、それは適正価格となるのです。

我が家の満足しているポイント

さて、住友林業で次も建てるのか?と言われたら50%50%な我が家ですが、今の家には基本的には過不足感も少なく大満足です。

では、最後に住友林業で建てた我が家のどのような点が気に入っているのかについてご紹介しますが、長くなるので別の記事にしました。

pertamahouse.hatenablog.jp

この記事が貴方の家づくりに良い刺激となることを願います。

他の施主の建築先決め手リンク集

実は、今回のこの記事はtwitter上に以下のような企画があり、それに乗っかったついでに実際入居から1年弱経ってどうなの?というところも含めて書いてみようと思ったことがきっかけでした。

家づくりの参考にしたいな、と思ってこのページにたどり着いてしまった方は、よろしければtwitter上の他の方々の建築先決め手も、#建築先決め手バトンから参考にご覧になさってください。

 

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