子供の頃の夏休みの宿題の進め方が庭の惨状に表れています。
夏休みのはじめは宿題を順調にこなすのですが、それが何かしらの理由で躓いた瞬間やる気がなくなり、お盆におばあちゃんの家に行って、帰ってきた夏休みの終わりが見えて来た頃に親に泣きついたものでした。
小学校の頃は親に泣きついてもなんとかなる様なレベルの宿題だったのですが、だんだんと学年が上がるにつれそういうレベルの問題でもなくなるし親に頼るような年齢でもなくなってきてしまいますし、本当に悲惨なまま9月1日を迎えたものでした。
さすがにこの歳になって庭の整備について親に泣きつくのもおかしな話でありますし、外構をやってくれると言っていた業者が口だけで何もやってくれなかったり、梅雨の雨続きに嫌気がさして雑草すら放置していた庭をいよいよ整備しようと思い始めたのです。
尚、親からは、新築祝いの名目で庭作りの資金を少しもらいましたので、外構工事を再開するにあたり有難く使わせてもらうことにしました。
雑草だらけの庭
さて、外構工事をリブートするにあたって我が家の庭の現状ついてですが、ゴールデンウィーク前後に庭の一角にひとしきり手掘りで家庭菜園スペースを作ったものの、その後は外構資金不足や梅雨の雨、また庭をどうしたいのか明確なコンセプトもあやしいままそのまま放置となっていました。
せっかく声を掛けた業者さんからもまるっきり無視されているのもまた放置となっている要因の一つです。
この業者、多分我が家の外構やる気なくて逃げましたね。逃げるなら逃げる出一言断ればいいのに、何も言わずに逃げていくのは非常に無礼なのでこのお店は今後原則出禁としました。
菜園を掘った時に出た残土は、ふるいにかけて粒度別に土のう袋に入れてました。
その心は、菜園スペースの底の方に粒度の細かい土を敷いて、その上に黒土などを入れようかと考えていた為です。
しかし、よくよく考えると残土の中には真っ黒の土(アスファルトに使う様な)の層があったり、あまり健康的な土とは言い難いものも多くありました。
そのような土を再利用するべきかとの葛藤もあり、思いあぐねていたところ、まさかの雑草祭りとなりました。
さらに言えば、土のう袋自体が日差しと雨の中でボロボロになりました。
これは全く想像していなかったことでした。
土のうって洪水などの災害に備えて用意するものであるし、勝手な印象で長期間保存のできそうな強いイメージがあったのですが、 まったく1か月もせずにボロボロになってゆき、そのボロボロの土のう袋の中の土にも雑草が生えてきてました。
雨上がりに撮ったため右手前の畑の中では水溜りになってますね。
土のう袋を突き破って雑草が顔を出しているのを見たときには阿鼻叫喚でしたよ。
この白い土のう袋たちをどうしたものか、これなら土のう袋なんかに入れずそのまま放置してる方が断然マシでした。
雑草の恐ろしい生命力に完全に負けを悟りました。このままではこの雑草魂には勝てません。
なので、意を決して抜くことにしました。
外構工事を後回しにしたツケは庭の草むしり
庭の雑草の生命力について、以前このようなネット記事を読みました。
しかし、踏み固めても踏み固めても強くたくましく生えてくる雑草の生命力は何年にもわたって少年に襲いかかってきたのです。
これから始まる35年間の住宅ローン地獄に加えて雑草地獄、考えるだけで恐ろしいです。
なので、梅雨が明けたのを契機に照りつける夏の太陽が傾きのを待って、夕方から庭の草むしりをするようになりました。
草むしり用いる道具は以下の通りです。
- 軍手
- スコップ
- 大きめのビニール袋
- へこたれない心
- 降水量ゼロが連日続くこと
幸い数日にわたり雨の降る日もなく、雑草の育成に必要な水分と栄養が梅雨時よりも弱まった頃合いを見つけて、一気に4日かけて目立つところを引っこ抜きました。
まずは手の届く範囲で明らかに目立つ草から順に、ひとつずつ手掴みで抜いて、手強い時はスコップですこし根元を掘り起こして、また抜いてを延々と繰り返しました。
連日日没前後に2時間近くの作業、姿勢はずっとしゃがみっぱなしで、太ももが筋肉痛になりました。
しかし、成果は目に見えてあらわれ庭で目立っていたグリーンが消えて、茶色い土が顔を出しました。
それでもものの2~3日でまた新たな雑草がヒョコッと顔を出しています。
抜いても抜いても生えてくるので埒があきません。
兎にも角にも防草シート
正直、何で最初の時点で防草シートだけでも施工してもらわなかったのだろうかとかなり後悔しています。
今から家づくりする人に言いたいです。
兎にも角にも庭やちょろっと空いたスペースの防草シートだけはなるべく早く施工するべし!
草むしりストレス、半端ないです。
自分の家のことだけなら良いのですが、隣の家からも冷たい視線が投げられてる様な気がしてきたのです。
ウチの雑草が原因で隣の庭に雑草が生えたと言われたら否定できないですものね。
なので、とりあえずの砂利敷きでもいいから下に防草シートを張っておけば、雑草リスクはミニマイズできますし、花壇や植栽などで何か庭を弄りたくなったら該当するところを切り抜けば良いだけですし、いいから敷くべし。
外構資金は最低限上物の10%は覚悟した方が良い
我が家に限った話ではないのですが、家づくりに於いて「こんなにお金かかるって聞いてないよ〜」となるものランキング上位に必ず出てくるもののひとつが外構資金です。
ハウスメーカーの資金計画書では過小に提示されてしまうことが結構あります。
キリよく「100万円見ておけば良いですよ〜」って具体的な背景もなく提示されたり、何をしたいかも聞かれないままポンと適当な数字を出されたら要注意です。
- どんなフェンス付けますか?
- 玄関アプローチどうしますか?
- オープンですか?クローズドですか?
- 庭は?
- デッキは?
何でこういう話も何もなくポンと外構費用を資金計画書に載せることができるのでしょうか?
家本体のことは事細かくヒアリングしているはずなのに、外構はそんなに簡単に見積もりが出るのでしょうか?
外構の打ち合わせが始まってから、阿鼻叫喚となります。
我が家はなりました。
控えめに飾りっ気も何もない最低限レベルで見積もって100万円の予算取りが見積り270万円になるって、どういう理屈やねん。
かと言って、ほぼ仕様が確定した家本体から170万円を引くことなど無理難題でした。
このギャップにより、我が家の庭は半年以上に渡り放置され、草ボーボーになったのです。
なので、敷地の形状や建ぺい率にもよると思いますが、最低でも上物価格の10%は外構費用として考えておくことは必要と感じます。
オシャレにしようと思えば400万円台の見積もりまで出されてしまい青天井に外構費用は膨らむなぁ、さまざまな業者さんから提案をいただく中で感じました。
けど、兎も角それなりに最初の外構をするなら、上物価格の10%をワタシはお勧めします。
営業マンが契約を取りたくて魅力的に描いてくるパース、その外観を作るのに本当にその外構費用で十分なのか吟味しましょう。
これは、現役草ボーボーおじさんとの約束ですよ。