2019年9月の晴れた日でした。
人生で初めての住宅展示場訪問を行いました。
家づくりに於いて最大のタブーのひとつ、希望のハウスメーカーのモデルハウスに真っ向から見学を申し込む、を行いました。
住友林業
1軒目の訪問は、住友林業です。
玄関先で出迎えてくれたのは、店長と名詞に書いてある30代くらいの男性でした。
初めて入るモデルハウス、玄関の大きさから驚きです。
そして高級感あふれる内装、床、調度品などなど圧倒的な雰囲気の1階を紹介して貰いました。
2階は打って変わって、少しライトな感じでした。
曰く、2世帯住居向けの提案らしいです。
そして、小部屋で工法などの説明があり、丁寧な希望の聞き取りが始まりました。
不動産屋から勧められている土地の間などを話すると、任せてください!と心強い言葉、そして非常に楽しく話を聞くことが出来ました。
トヨタホーム
続いて訪問したのはトヨタホームでした。
事前予約をしての訪問でしたが、住友林業とは真逆で誰も出迎えてくれず、リビングで5分以上営業マンの到着を待ちました。
その後の案内では、ここの展示場は古いので云々との説明で、刺さってきませんでした。
家は長く住むモノ、古いなりの良さもあって良さそうですが、そういう説明は有りませんでした。
工法説明でも、1日で組み上がることの良さがあまり伝わらず、他社比較するようなトーク内容も刺さりませんでした。
一番は、階段幅などの調整の自由度が低いことでしたね。
と、いうわけで、お土産だけもらって帰りました。
大和ハウス
まだ時間があったので、飛び込みで大和ハウスの木造住宅に入りました。
内装はかなり洗練されており、一番刺さってきました。
階段が広めにとられているのも素晴らしいです。
鉄骨と木造のどっちにするかも決めてないと言うと、では鉄骨もご覧になっては?とのことで、同じ展示場内の鉄骨モデルハウスも見学させてもらいました。
此方はカフェ兼住宅でシックな木造と異なりポップな雰囲気でした。
が、木造で付いてくれた営業マンに急用ができて別の人に交代となりました。
木造の人の方が話が合って良かったんですけどねぇ。
後から追いかけますとの話でしたが、結局現れず。
後日のアプローチ
トヨタホームからは土地の提案をいくつか貰いましたが、それ以上の話をする価値が感じられず、2度目会うことはなく終了。
大和ハウスからは、数日後に電話で予算などの聞き取りが有りましたが、暗に「そんな安く建てられません」とお断りされ、そのまま音沙汰無しとなりました。
住友林業からは、件の不動産屋の土地を是非見させてほしい、その上で打ち合わせしましょうとのメールが届きました。
非常に前向きな反応、嬉しかったです。
住宅展示場に飛び込んだ結果
この一回だけ行った住宅展示場訪問について後日検証して感じた問題点を挙げます。
1. 幅広い候補から選定しきれていない
ハウスメーカーは数多くあります。
今回訪問した展示場では20社以上が50棟以上のモデルハウスを展示していました。
しかし、私が訪問したのはたった3社だけでした。
別に何か信念があってこの3社に絞ったわけではありません。
ひょっとしたら、もっと自分に合ったハウスメーカーに出会えていたかもしれません。
住宅展示場に行くと、1社2時間は拘束されます。3社回ればそれだけで6時間です。
選定するにはかなり効率が悪いですよね。
2. 必ずしもウェルカムな対応ではなかったと感じた
飛び込みで入った大和ハウスに加えて、予約して臨んだトヨタホームでも上述のような対応でしたから、あまりウェルカムされた気はしておりません。
正直、時間の無駄でしたね。
3. 同じようなアンケートの繰り返し
モデルハウスを訪問する毎に、アンケート記入を求められます。
アンケートを書いたら最後、そのハウスメーカーではその営業マンの客として囲まれます。
そして、その時に書くアンケート内容は、A4表裏ビッシリ細かい割に、どの会社も大して変わらない内容です。
買うかどうかわからない、検討段階で何回もこれを書くのは面倒です。
公式サイトから入った2社に対しては、公式サイトで既に幾つかの質問には回答していました。
重複する内容を回答するのは二度手間です。
考えられる対策
対策としては、まずは書類請求などで時間をかけずに気になるハウスメーカーを選ぶことが有効です。
自動車保険の比較サイトのように、注文住宅にも比較サイトがあります。
そこから候補を絞ってみると時間を有効に活用できます。
更に言えば、もっと根本的にどうすれば良いか分からない場合は、コンシェルジュにサポートして貰うと良いと思います。
中立的な立場から、予算や希望に見合ったハウスメーカーを選定、また土地が未定の場合は土地探しの手伝いもして貰えます。
大きな買い物を一人で行うことの不安も軽減して貰えるでしょう。
兎に角、無策に住宅展示場に突撃訪問をする前に、一度立ち止まって急がば回れしてみてはいかがでしょうか。