事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

あの頃の自分に伝えたい〜これから家づくりをする僕への手紙〜

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拝啓、この手紙読んでるお前はどこでナニをしてるのか。

考えてるフリをしながらも全く周囲に目もくれずひたすら猪突猛進、まさに肉食獣のごとくすみりんに一本化した自分よ、サバンナの草食動物を見倣いたまえ。

これから書くことは、事前知識ゼロで注文住宅に挑んだ昨年の自分へのメッセージです。

どういう暮らしをしたいのかを考えよ

始まったばかりの頃は家づくりってどうやったらいいのか本当に分からなかったのですが、家を買う何かしらの動機は有ったはずです。

それは頭の中に漠然とあったものだったと思います。

早い段階で文字に起こして、目で見て考えることが必要です。

自分の分だけではなく家族の分もちゃんと書きましょう、書かせましょう。

この第一歩を面倒くさがってなかなかやらなかったおかげで、開始早々迷走が始まりました。

自分はハウスメーカーの選定がほとんど終わった後にようやく新しいノートを引っ張り出して、最初の3ページを使って書きだしました。

  1. 新しい家でやりたいこと、実現したいこと
  2. 今の家のコレが嫌だ
  3. 今の家のコレが気に入っている

1週間ほどで書いた付焼刃の内容で薄っぺらい各ページ数行だけの内容でしたが、これを書いたことで営業マンや設計さんとのプラン打ち合わせに当たり、非常に役立ちました。

願わくば、このノートは1日でも早い段階で付けることが望ましいです。

家づくりを一度意識しはじめると、テレビから流れてくる映像、毎日の通勤風景、色々なところに気付きのヒントがあります。

忙しい日々に追われながらも幸せだとか不幸せとか感じたところを書きましょう。

四季折々生活が変わる日本、1年を通じて暑い寒い鳥や虫の声などなど多くのものを感じたはずです。

冬にノートに書いた時には寒い季節の愚痴ばかり書いていて、夏の事は随分忘れていました。

スペックで条件づけるな

具体的に数字で要望を書くことは、一般的には悪いことではありません。

その数字に確固たる根拠や理論があるのであれば尚更です。

しかし、家づくりについて自分はずぶの素人です。

根拠のない数字で設計さんを縛るより、プロの設計さんに思いを実現する間取りを作ってもらいましょう。

寝室10帖欲しい、30坪必要、さらには駐車場2台分なんて言っていますが、本当に必要ですか?

我が家はたった2人暮らしの家です。

車も今は1台も持っていないですよ?

妻は運転できないですよ?2台目って、何のためですか?

その2台目の置き場を巡ってアレコレ検討するよりも、さっぱりと自分の1台のことだけを考えた方が自由に物事を考えられますよ、

立ち止まり振り返る勇気を持て

  • 契約
  • 間取り確定
  • 着工前確認

その後の大きな変更が徐々にできなくなっていく運命の瞬間です。

家づくりの方向性が徐々に固まる大きな決断の瞬間です。

頭の中は冷静ではありません。

冷静な振りをしても、脳みそクルクルパニック状態です。

つとめて冷静を装っているでしょ、バレてないと思っているの自分だけだから。めっちゃ顔色に出ているから。

自分で抱え込まずに周囲を見渡しましょう。

そして、過去の資料を読み直しましょう。

本当にその決断で良いのか、後悔しないのか、一度変更したものを元に戻すのも勇気です。

その時は改善したつもりになっていても、実は改悪になっているかもしれません。

じっくりと設計さんから貰った図面や、自分の書いたノートを読み返しましょう。

コミュニケーションよくあれ

家づくりは一人でやる物ではありません。

ハウスメーカーの人は、良いものを一緒に作ってくれる仲間です。

気になることは包み隠さず言いましょう。

何か気になったらすぐにメモして、打ち合わせの際に尋ねましょう。

メールも有効です。(返事遅いけど。)

虚勢を張る必要もありません。

素顔の自分で、素顔で暮らす家づくりをしましょう。

値引き、どんと来い!もっとくれ!貪欲に言いましょう、ハウスメーカーとの本契約をする前に。

あと、コミュニケーション相手はハウスメーカーだけではありません。
家族の家なので、家族の意見も大切にしなさい。

意見がぶつかることがあったら、耳を傾けて相手の言い分を聞くことも重要です。

本当に色々と言葉がぶつかります。

嫌になる程意見が合わなくなることもあります。

ちゃんと向き合い、認めるところは認めて、家族の家づくりをしましょう。

最後に

これから始まる家づくりはとても時間がかかり大変なことで、途中気持ちの浮き沈みも激しくなるでしょう。

輝く未来の暮らしの為にはお金もかかります。

諦めるものも多くあります。

新しく知って興味を持つものもいっぱいあります。

でも、全部付けられません。

全然自分の思い通りに事は運びません。

予算、土地、家族、色々と制約を受けます。

すみりんの場合は設計の自由度はめちゃくちゃ高いから制約は感じないけど、逆に自由すぎて大変です。

でもね、いざ現場が始まると楽しいよ。

自分の家が出来上がっていくのを見られるのは、本当に楽しくてワクワクするよ。

興奮して夜も寝られないくらい。

そして、やっぱりアレすればよかった、コレすればよかった、と後悔もするよ。

いっぱい検討したつもりだけど、ちゃんと付けなかった設備やデザインは諦めたつもりだけと、やっぱり落ち着いた頃に欲しくなっちゃうよ。

昔からどーにもならないものに対してほど諦め悪いからね。

けどね、目の前で組み上がってゆくのは無限の選択肢の中から選んだ結論だから、数か月かけて四六時中頭をひねった結果だから、悪くても悪すぎることは無いと思う。

一生に一度の家づくり、全力で楽しもう!

けど、冷静に考える場面では冷静にな。

お前が作る家がどこのハウスメーカーでどんな家になるのか、楽しみで仕方がないよ。

今僕の作っている家と比べてどっちの家の方がイイか、なんて比べられないけどね。

ただ言えるのは、僕の作っている家は、僕ら家族の家は、そんなに悪い家にならないと思うよ。

まだ基礎すら出来上がってないけどね(^p^)

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