入居後あっという間に3か月が過ぎましたが、肝心の3か月点検が待てども暮らせどもやってこなくて、しびれをきらして床の補修がてら生産さん経由で壁の割れなど気になる点を先日見て貰いました。
しかし、いよいよ我が家にもやって来ました。
アフターサービス部隊である住友林業ホームテック(株)さんが、満を持しての登場です。
我が家の引渡しから4か月半が経ち、今までも色々とありましたが今後はこのアフタサービス担当さんとのやり取りが増えてくるのでしょう、万が一何かが起これば。
(何も起こってほしくない。)
初めての定期点検
4か月半が経ちましたが、今回の来訪は3か月目点検です。
この3か月目点検が引き渡し後最初の定期点検となります。
住友林業では定期点検は維持保全計画書にあるメンテナンス計画に従い行われます。
計画書によると3か月点検の後は1年、2年、そして5年点検以降は5年ごとの実施となります。
3か月点検で実施した項目
今回実施したのは、以下の項目です。
- 外観確認
- 建具の建付け確認
- 水漏れ確認
- 天井点検口及び床下点検口からの目視確認
時間としては1軒当たり1.5時間から2時間が標準とのことですが、担当者さん曰く自分は喋りが多いので時間が多めにかかるとのことです。
実際、小さな我が家でも2時間ほどかかっていましたので広い家だとこんなものでは済まないと思います。
我々からの指摘事項
3か月点検は基本問題なしが前提なのか、流れるようにOK, OKと各項目をこなしていこうとしていましたが、その場で見て気になる点は臆せず伝えました。
我々から伝えたのは以下の項目です。
- アプローチ階段部分の汚れ。
- 引き違い窓の鍵の閉まりが硬い時がある。
- キッチンの面材が剥がれそうになっている。
窓の鍵だけは、サッシメーカーの三協アルミ下請けから調整の連絡をするとのこと、それ以外は施工店の工務店から確認、修正にやってくるとのことでした。
この翌日、早速三協アルミ下請け会社から調整の連絡が有りました。
連絡のスピードが早すぎて驚きました。
アフターサービス担当者からの確認事項
一方で、アフターサービス担当者から指摘された点も幾つかあります。
メンテナンスが必要な点としては、タームガード注入口カバーの破損が発生していました。
タームガードとはシロアリ駆除剤のことで、床下にシロアリ駆除剤を注入するためのパイプが庭にあるのですが、普段はこれをプラスチックケースが覆っています。
このプラスチックケース表面が割れてしまっていましたので、新しいものを手配してもらうこととなりました。
その他使い方の面では2点指摘を受けました。
- 辷出し窓の鍵は必ず閉めること。
- 洗濯機の水栓は使用の都度開閉すること。
辷出し窓は、台風や春一番などの突風でまれに開いてしまい、その時の力でアームが破損する可能性があるとのことで、都度鍵を閉めることでその被害を防ぐことが出来るとのことです。
洗濯機の水栓は、地震が発生してホースが外れてしまったり、洗濯機側の弁が壊れてしまったときに気づかぬうちに水浸しになってしまう恐れが有るため使う時だけ開けた方が良いとのことです。
どちらも道理は理解しますが、面倒くさいので無理です。
メンテナンス翌日に洗濯機を回したら、水が出てこないぞ~と洗濯機がエラーでけたたましく鳴りました。
それ以降、水栓全開です。
点検を終えて
一通りの点検が終わり、24時間換気のフィルター売込みを受けたりして、保証書への定期点検実施の印を押して定期点検報告書を戴き終わりました。
換気フィルターは施主専用サイトのクラブフォレストで確認できるとのことです。
また、今回の点検記録もクラブフォレストから詳細を確認、ダウンロードできるとのことです。
定期点検報告書は認定長期優良住宅建築の保全をきちんと行っていることを証明するために保管が義務付けられており、8年や10年経った頃に突然書類保管がされているかの査察が行政から入ることもあるというので、必ず建築関係書類とともに失くさないように保管する必要がありますね。
(その分税制の優遇なども受けられています。)
次回は1年点検となるとのことです。
尚、木造であるため季節の変化に伴う湿度変化によって構造材の収縮が発生し、壁や天井が鳴ることがあるとのことです。
住友林業の場合は構造材は含有水分が15%を切るレベルまで乾燥した上で工場出荷となっていますが、それでも構造材の収縮は2年ほど発生するとのことです。
だからか!
冬場夜中にパキパキ家が鳴ることがあって、何やろうと思ってたんだけど。
なぁ、夜中鳴ってたやろ?
爆睡していて知らん。
アフターサービス担当曰く、木は徐々に水分が抜けて年々強度が増していく素材であり日本の風土機構に合っているとのことです。
木の会社なので、木の良い所を言いますね。
こういう話をするから話が長くなってメンテナンス件数を稼げないのだなどとボヤきながら、アフターサービスさんは帰っていきましたとさ。
めでたしめでたし。