事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

在宅勤務中に考える子供部屋の必要性

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最近子供部屋の必要性について、話題になっています。

我が家は子供が居ないのでこの話はなるべくスルーしていたのですが、在宅勤務をしながらふと気が付いたのです。

在宅勤務も家で子供の勉強をするのも似たようなものではないのかと。

私は新型コロナウイルスの影響で在宅勤務を4か月以上続けています。

在宅勤務の作業場所はLDKのダイニングテーブル、つまり食卓の上です。

他の作業場所は、LDKの隣の物置部屋の中に有る餅の段ボール箱の上です。

新居には書斎を設け、机を置いて在宅勤務をしやすい環境を構築する予定です。

コロナ禍で予定外に在宅仕事をすることとなり、このような作業環境になった自分の体験をもとに主に勉強スペースという観点から子供部屋の必要性を考えてみました。

結論

最初に結論から書きますと、学習効率の観点から子供部屋は必要です。

その理由はリビングダイニングでの作業性です。

リビングダイニングでの作業性

現在のLDKにおける作業環境をラフイメージに落としたのが下の図です。

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通常時はダイニングテーブルにパソコンを置いて作業をしています。

テーブルの高さが合わないので肩こりするという問題も有るのですが、それは今回のトピックとはずれるので割愛します。

この部屋でひとりで作業をしている時はいいのですが、家族が在宅して隣でテレビを見られたら気が散ります。

ワイドショーとか昼ドラとか、興味はなくても見えるし聞こえるし気が散ります。

メールの文面をじっくり考えることは出来ませんし、法令などの難しい文章を読解するのも厳しいです。

ひとつひとつの作業をしながら深く考える余裕はありません。

また、情報保護の観点からLDKに家族が居たら迂闊にweb会議や携帯電話での業務電話は出来ません。

子供部屋不要論を唱える方の中には、リビングの一角をスタディスペースとする家庭もあるようですね。

同居家族はお子さんの勉強中にはテレビなどは消して、気が散らないようにしてあげてるのでしょうか。

まさかお子さんが勉強している横で2時間サスペンスを見てないですよね?

スマホや携帯ゲーム機から音を出して遊んでいないですよね?

小学生くらいなら親が勉強を教える等して付き合えるかもしれませんが、高校生になっても、大学生になっても可能でしょうか。

高校の頃は毎日2時間以上は学校の宿題に追われていた記憶があります。

2人、3人と子供が居たら、宿題が早く終わった子はテレビを見たいのに終わってない子に付き添ってテレビを見られないのでしょうか。

こんな環境、興味の無いことへの集中力はまるっきり無い自分には耐えられないですね。

昼白色の昼行灯が必要

真夏の午前中から夕方まで、たぶん学生が夏休みの宿題をやる時間帯に在宅勤務をしているのですが、カンカンに晴れている日も部屋の明かりをつけています。

部屋には高さ2m級の掃き出し窓もありますし、自分の作業している場所の真後ろには南向きの曇りガラス窓があります。

それでも暗いと感じます。

この部屋でテレビを見たり普通に生活をする分には十分明るいです。

しかし、パソコンの文字を追いかけるには暗いです。

普段過ごすときに使っている電球色のシーリングライトを付けても見づらいです。

シーリングライトリモコンの調色ボタンをピッと押して、昼白色にしたら全然見やすさが変わります。

これは本を読んだりノートに字を書く際も同じです。 

電球色の方が暗めなので、瞳孔がずーっと開いていて疲れるのでしょうね。

リビング学習の場合、スタディスペースを設けてその上から必要な明かりを落とせるような設計になっていればよいですが、団らんエリアのライトと同じだと、団らん用のライトと勉強用のライトで色が切り替えられるようにした方が良いと感じます。

自身の子供時代の体験が影響

私は、小学生の頃はリビングで親に監視されながら勉強をしていました。

ヒステリックに怒られながら計算ドリルや漢字の書き取りをやらされていました。

中学生になり自分の部屋で勉強するようになると、のびのびと勉強できるようになりました。

好きな音楽を流しながらの勉強でも、親に怒られながらの小学生の頃よりも学習意欲は高かったように感じます。

結局は、その自分の体験があるので、リビング学習よりも自室学習を推したくなるのだと感じます。

もし自分がリビング学習で良い記憶を持っていれば、きっとリビング学習派だったでしょう。

子供部屋不要論に対する考察

そもそも、子供部屋不要という意見が今盛り上がっているのはこの本に個室は要らないと書いているのがひとつのルーツになっているようですね。

また、リビングで一家団欒を重視したいという親の意見もありました。

けどね、私は思うんですよ。

子供のことをずーっと監視下に置きたいだけなんじゃないの?

個室を与えたら親の顔が見えないのをいいことに遊んでるのでは?悪さしているのでは?ってなっているんじゃないの?

上に挙げた本も、要は子供を管理して育てあげるような内容だと感じました。

一方の私ですが、大学を卒業して実家を出るまでの間に私はいっぱい自分の部屋で悪いことしました。

母親により机の奥から思春期男子のバイブルを発掘されたこと幾度、それだけでは済まない悪さの痕跡もたくさん残しました。

でも、自分の部屋にこもっても最低限やらなきゃならないことは自分で考えてやったつもりですし、その結果の失敗は自分の責任でやったことだと納得しているので、後悔はないですね。

尚、私の青春の部屋は、私が就職して実家を離れたその瞬間に、それまで個室を持っていなかった弟に奪われました。

なので今は私が帰省しても居場所が無いです。

ましてや妻を連れ帰っても泊まる場所は無いです。

子供部屋は、巣立って終わりではありません。

巣立った後にも帰って来やすい部屋が残っていてくれたら、将来家を出ていた子供が実家に寄りやすくなると思います。

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