今回は、住友林業の建具について知りたいというリクエストを頂きましたので、それにアンサーする記事を書きたいと思います。
区分的には、Web内覧会の番外編になるかな。
住友林業の建具は高級感のあるものばかりで、我が家のお気に入りポイントのひとつです。
建具とは
家づくり初心者の方がご覧になった時のために、そもそも建具とは何か、を御説明しておきます。
SUUMO住宅用語大辞典によると、以下の通り定義されてます。
建具とは、開口部に設けられた障子や襖(ふすま)・窓・ドア・戸などの可動部分とそれを支える枠などの総称。
ちなみに玄関などに用いられる引き戸や片開きドアなどを「出入り口建具」、建物の外周に設置された窓などを「窓建具」、門扉やフェンスなどを「外構建具」、そして障子や襖、室内ドアや戸などを「内部建具」と分類している。また、玄関戸・ドアや窓などを合わせて、「外周建具」と呼ぶケースもある。
この記事を書くまで建具と言えば内部建具の事だとばかり思っていましたが、外周建具も有るのですね。勉強になりました。
では、外周建具→内周建具の順にご紹介しましょう。
我が家の出入り口建具
我が家の玄関は三協アルミの親子ドアーとなっております。
大きい方の扉の幅を測ると800mmでした。
アパート時代の扉より圧倒的に大きいです。
ディープマホガニーという色ですが、落ち着きのある良い色だと感じております。
我が家の窓建具
窓サッシは、寒冷地でない場合、特に指定しなければアルミ樹脂複合サッシになります。
もちろん樹脂サッシへの変更もリクエストすればできます。
我が家の場合1回樹脂サッシの見積もりを取ったことがありますが、差額は30万円くらいだったかと思います。
窓は極寒地でなければLow Eアルコンガス入り複層ガラスです。
LIXIL, YKK APなど国内主要メーカーのものが付きますが、特にメーカーの指定などは求められませんでした。
我が家はYKK APでしたが、同時期に近所で建てていた家ではLIXILのガラスが入っていました。
もちろん防犯ガラスの採用なども可能です。
窓の高さ、幅もある程度自由がききますので、上の写真のような組み合わせをつくることもできますし、住宅展示場などではビッグフレーム工法の得意技を活かして大きな窓を連続して入れている例も多いです。
ただ、窓が大きいということは断熱面では不利に働きますし、住友林業の使用している断熱材は大手ハウスメーカーとしては標準レベルです。
住友林業の内部建具
住友林業の内部建具は大きく以下の4つに大別されます。
我が家では突板建具は採用していないので詳しいスペックは分かりません。
ハイウォール建具は高さが天井までいっぱいに伸びた高さ2,400mmのもの、框建具は天井から少し低い高さ2,200mmのものです。
それぞれに引き戸や開き戸などの種類があります。
他にも、和室用の障子などもラインナップされているようですが、我が家に和室は無いため情報は皆無です。
ハイウォール建具
我が家では、リビングの面する建具は全てハイウォール建具にしました。
ハイウォール建具の並ぶ面は、このようになっています。
すべてウォルナットカラーの建具です。
1枚だけ縦のスリットガラスが入っていますが、こちらは階段に面しているものです。
我が家の階段はメーターサイズの幅で作っている為住友林業の標準よりも広いのですが、建具の横幅も開口部に合わせて広くなっています。
標準の尺サイズとの差額は、本体価格に組み込まれている為不明です。
パントリー及びトイレの扉は引き込み引き戸の為有効幅は585mm、階段は810mm、そして書斎の開き戸は660mmです。(いずれも実測)
開口部の幅は、特に冷蔵庫や洗濯機などの搬入の際に非常に重要な数字となります。
最近流行りのドラム式洗濯機は縦型洗濯機よりも大きいので、尺モジュールで家を建てる方は特に注意が必要です。
框建具
我が家の1階は全面的に框建具を採用しました。
色はLDKの建具と同じくウォルナットカラーです。
(写真では色合いが異なって見えますが、光の加減によるものです。)
写真の通り、扉の上端と天井の間に壁が垂れ下がっています。
1階はアーチの垂れ壁があったり、クラシックな雰囲気を醸し出したかったので框建具にしました。
ハイウォール建具だとのっぺりした印象だなぁと感じたこともあり、折角なので1階と2階の建具の高さを変えてみましたが、我ながらナイスな変更になったと感じております。
尚、ハイウォール建具と框建具の差額ですが、ほぼ無しらしいです。
建具代は高さが有る分ハイウォールの方が高いんですけど、結局壁が出来る分のコストと行って来いになるんですよね。
とは私の担当設計士さんのお言葉。
引き戸のレールは上付き
他の施主さんの例を見ても、住友林業の家では引き戸が大人気です。
その理由のひとつが、引き戸のレールが天井に付いていることです。
引き戸のレールが天井に付いていることのメリットは、床にレールが付いていないことです。
つまり、ごみがレールにたまらない、部屋の境界も掃除機でガンガン掃除できるということです。
我が家に唯一ある押し入れの扉もやはりレールが上付きです。
ソフトクローザー
我が家の場合アパート時代に住んでいたシャーメゾンでも上付きだったので、特に感動はしませんでした。
しかし、このソフトクローザーは大感動モノでした。
なにしろシャーメゾンでは引き戸の跳ね返りで指を痛めたこと複数回。
滑らかなのは良いけど、止まらないで跳ね返るほどの滑らかさは求めていません。
そんな私の不満に藤浪晋太郎レベルの剛速球で応えてくれたのが、住友林業のソフトクローザーです。
開ききる、閉まりきる少し前からゆるり、ゆるりと静かに動くことで跳ね返りを防止してくれます。
引き戸のオープン&クローズ動画。 pic.twitter.com/SXExIryk4q
— じゃいくん@住友林業のおうちできました (@pertamahouse) March 1, 2021
これは引き戸の動画ですが、開き戸もまた静かにクローズしてくれます。
よくドアをバンッて閉める人が居ますが、どんだけ強く閉めてもゆっくり静かに音もなく閉まります。
尚、和室の障子や襖は我が家に無いので上付きか下付きか、ソフトクローザーが有るのかどうかは展示場などで御確認下さい。