いよいよ上棟当日となりました。
天気は快晴!
途中気温35度を超える暑さとなりました。
朝8時から夕方6時前まで10時間ほどの作業でしたが、たぶん7割くらいは見ていたと思います。
と、いうことで上棟当日関連の話を写真多めに書きますが、最初に一言、上棟作業は見ていてとても楽しかったです!
着工四十一日目(上棟当日)
作業の流れ
先ずは当日の作業の流れをザックリと書きます。
我が家は2階建、うち1階の柱が全て入った状態で上棟当日を迎えました。
この状態から順に上へ、上へと作業が進んでゆきます。
- 朝礼
- 2階土台
- 2階床
- 2階柱
- 2階梁
- 屋根骨組み
- 野地板(屋根の下地板)貼り
- 防水シート施工
本来の上棟作業を超えて、予定より早く屋根上の防水作業まで終了して頂けました。
以下で上棟作業を大工さんによる組上げ作業と、資材搬入などのロジスティクスに分けてご紹介します。
朝礼
住友林業の生産さんを中心に、請負業者の現場監督、施工業者の大工さん、クレーンオペレーター、そしてこの日のために集まってくれた大工さんの仲間4名の総勢8名が集まっていました。
8時開始と聞いていましたが、8時少し前に到着すると既に朝礼が始まっていました。
生産さんの「昨日の夜深酒して残ってる人いないですね?」という言葉が耳に残っています。
朝礼後早速足場にかけられた緑のネットを広げて、作業開始となりました。
組上げ作業
先ずは1階の柱の上面を繋ぎ、間の骨を組んで2階土台作りからスタートしました。
クレーンで吊った木材を職人さんがカチッと既存の柱に合わせて固定するのですが、どこに目が付いているのかクレーンがピッタリと柱の上に木材を持ってきてくれるのです。
クレーンテクニックが凄くて全然タイムロスが無いです。
2階の土台が出来上がり、板貼りも完了したら2階の柱を立てる作業です。
2階の床上に置かれたビッグコラムをクレーンで吊って立ち上げてサクサクと設置していきました。
細い柱は手作業で設置して、間髪入れず柱の上部を軒桁で繋ぎ合わせて固定されました。
2階の作業も人海戦術であっという間に終わり、ついに屋根組を行う作業となります。
まずは転落防止ネットを貼り、梁の上などを入念に歩いてチェックしていました。
下で見ていただけでも緊張感が伝わりました。
我が家は寄棟屋根となっており、まずは対角線にあたる隅木を設置、続いて配付垂木で骨組みが完成しました。
骨組みが出来たら野地板貼り、そして最後に黒い防水シートを貼り、完了です。
これで、この先雨が降っても安心です。
生産さん曰く、午前中の進捗を見て急遽屋根屋さんに屋根の作業をこの日に前倒ししてもらうよう依頼したらしいです。
生産さん、ナイスプレー!
ロジスティクス
ロジスティクス面では、トラックで資材(柱や梁など)が何度も何度もピストン輸送されてきました。
そして届いた資材をクレーンで地面に降ろして、足場で囲われた家の中に順次クレーンで吊り上げて家の中に運んでいきました。
朝いちばんは太陽に向けて空高く、そして昼過ぎには青空にむけて資材が次々と飛ぶ姿は圧巻でした。
電線をうまく避けてクレーンを操り資材を飛ばすテクニックはまさにプロフェッショナルそのものでした。
差し入れ
炎天下の作業でしたので、職人さんたちへの差し入れは涼をとることを意識しました。
10時、3時の休憩がそれぞれ30分あり、250mlのサイダーや冷凍したお茶、同じく冷凍したゼリー等を差し入れました。
冷凍可能なペットボトルのお茶を買っていたので安心して冷凍して提供出来ました。
さらに10時には梨とオレンジを、3時にはガリガリ君やモナカアイスを差し入れました。
いずれも好評だったようで、軒並みすべて無くなっていました。
一方で残ったのは、1.5Lペットボトルのペプシコーラwith紙コップ、せんべいの2点でした。
職人さんたちへのお礼品
1日の最後に職人さんたちにお礼の品3点を渡しました。
1. お弁当
住友林業の生産さんから、夕方職人さんが持ち帰るお弁当を用意することを提案されていました。
昼のお弁当より夕方の弁当を、という事でした。
さすがに、ほっともっととかスーパーマーケットのお弁当というわけにはいかないでしょう。
いつもお世話になっている飲み屋の大将に相談したところ二つ返事で快諾いただき、豪華な弁当をこしらえて戴きました。
折角なので、1セット多めに作ってもらい、我が家の夕食としました。
お酒のお供に最高なネタばかり、お値段以上の内容です。
さらに、なんと大将からお祝いとの名目でタイや中トロなどの刺身も頂いてしまいました。
ボリュームも凄ければ味も最高に美味しかったです。
しっかりお店の宣伝が入っていたので、ぜひ職人さんたち食べに行ってください。
2. ビールとクッキー
めでたいのでヱビスビール6本セットを用意しました。
更に、職人さんご家族にも喜んで欲しいとの妻の意向で、クッキー詰め合わせも用意しました。
意図せずこちらも金色の包装紙でおめでたい感じになりました。
それらを合わせてクッキーを買った際に貰ったGODIVAの白い紙袋に入れて、おめでたい雰囲気のお土産となりました。
3. 御祝儀
御祝儀は、一番悩んだポイントでした。
渡すのなら誰まで渡すべきか、どの程度渡すべきか、と考えに考えた結果以下の通りとなりました。
棟梁おひとりにだけ、お気持ち程度をのし袋に入れて。
上棟式的な儀式
本当は妻の強い希望もあり餅撒きなどをやりたかったのですが、住友林業側が契約時は餅撒きやりましょうという雰囲気だったのに、ここに来て乗り気ではなかった点、またコロナの感染状況が高止まりしていることを考えると餅撒きのようなイベントは避けた方が良さそうでしたので、泣く泣く諦めました。
そうなると上棟式的な儀式についてはやることが全く無くなった感じでしたが、最低限のものだけを特に神職を招かずに簡易的に行いました。
棟札の取り付け
この日に先立って記入した上棟札を、3時の休憩の際に棟梁に声をかけて渡しました。
知らぬ間に取り付けてくれていたようです。
後日2階にあがって取付確認しました。
四方固めの儀
職人さんたちにお礼をしたところで解散、という雰囲気になってたので慌てて生産さんに伝えたんです。
そういえば、お酒とか持ってきたのどうするんですか?
あ!棟梁、ちょっと帰るの待って!四方固め!!
(こっちから声かけなかったら何もせずに帰ったんかい!)
と、言うことで四方固めの儀を棟梁、生産さんと我々夫婦の4人で簡単に行いました。
棟梁がお酒を撒き、自分が塩、そして妻が米を打ちました。
塩と米は家からタッパーに多めに詰めて持って行きました。
お酒は1升瓶を用意するように言われていたのですが、使ったのは微々たる量。
棟梁は日本酒が苦手らしく、余ったものは生産さんに持って帰ってもらいました。
因みに、使用したお酒はこちらです。
白鶴の上撰。
赤バックに白鶴のおめでたいデザイン、金色の特撰と悩みましたが近所で手に入ったのは上撰でした。
お神酒にするお酒について色々と気にして調べたのですが、清酒であれば何でもよいみたいです。
建設地の地酒、自分の地元の地酒、いつものお酒、好きなものを選びましょう。
私の場合、このタイミングで自分の地元のブランドのめでたいラベルのお酒が1店舗だけ売っていたのを見つけたのは縁のようなものでした。
この縁にあやかり、我が家の繁栄発展、工事の無事進捗となることを心より祈っています。
上棟後の次工程
→上棟したばっかりですが、窓枠登場しました
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