事前知識ゼロで注文住宅に挑む

住友林業で注文住宅を建てました。家づくりの事前勉強もせずに家を建てた記録です。

事前知識ゼロで注文住宅に挑む

注文住宅づくりで楽しい瞬間ベスト5

注文住宅づくりは非常に時間のかかるお買い物です。

何しろ何も無いところにどんな家を建てるのかというシミュレーションからスタートして、実際に大工さんが一つずつトンカントンカンと作り上げてゆくのです。

従い、どんなにスピード感のある施工方法を採用しても、打合せ開始から竣工まで半年以上はかかります。

ワタシの選んだ住友林業の家の場合、7月に基礎工事が始まって、家が出来上がったのが12月でした。

つまり、5か月にわたって長い長い工事が行われたこととなります。

住友林業に初めて会ったのはその前の年の9月なので、出会いから出来上がりまで1年以上かかってますね。

従い、注文住宅づくりは長い時間が掛かっただけあって楽しいこともあればつらいこともいっぱいありました。

そこで、今回は注文住宅建設中の楽しい瞬間ベスト5を個人的に選定しましたので、ぜひご覧ください。

第5位 住友林業との打合せ

間取りや設備、インテリア打合せは本当に楽しかったですが、一方でものすごく大変でした。

予算とにらめっこしながらアレコレと妄想を巡らせて、ある時は妻と意見が対立して喧嘩をしつつ、住友林業にも要望を伝えていく怒涛の日々、あの頃は仕事中も心ここにあらずで毎日毎日図面やカタログ、そして家づくり諸先輩方のブログとにらめっこしていました。

住友林業から設定された期限ぎりぎりまで悩みに悩みぬいた間取り、えいやで決めた壁紙、などなど住み始めた今も我々の出した結論が100点満点の正解だったのかどうかは分かりません。

ただ言えるのは、あの打合せがあっての住みやすい豊かな暮らしが実現したこと、そしてワイワイと打合せが楽しかったあの頃に戻りたいけど毎週末何時間も時間がとられた大変だったあの日々には戻りたくないってことですね。

第4位 基礎工事着工

基礎工事着工、それはまさに家づくりが始まった瞬間でした。

地鎮祭の時はまだテントと地縄しかなかった場所が、本当に家づくりの現場になるのだと、本当に職人さんが手を動かしているのが見えたその時でした。

一方で、これを見ると支払ったお金が動いているということを痛感するわけで、それはそれはこれから始まるローン支払いという恐怖の第一歩でもありました。

まだこのころは1日数時間だけ職人さんが来て作業をする程度で、会えないことも多かったですねぇ。

なので、業者さんに会うたびにお礼を言ったものです。

第3位 建築工事中

家の建築工事中はその日の作業の結果が毎日毎日毎日毎日目に見える形であらわれていくのが非常に楽しかったです。

在宅勤務で昼間暇だったので毎日のように現場に見に行って、ニッポンの職人さんのものづくりを見届けていました。

当時はほぼ毎日在宅勤務で、アパートと新居が近かったことから1日2回昼休みと夕方終業後に規則正しい現場訪問をやっていました。

その度にその日の進捗や翌日の予定などなどいろいろと説明してくださいる大工さんのご対応はありがたかったですね。

2回ほど屋根に上がらせていただいたときは、その高さと想定以上の傾斜がとてもとても恐ろしかったです。

さて、建築中を第3位に挙げた理由ですが、もちろん出来上がりを日々見られたことは楽しかったのですが、それに加えて自分の家の柱が、床下が、配管がどのようになっているのかを目で見られたのは建築中のごくわずかな期間だけであり、このような家の壁や床の内側を施主が見られることこそ注文住宅づくり最大の醍醐味だと感じました。

何しろ施主と住友林業との契約は売買契約ではなく建築請負契約ですからね。

そう、施主は成果物としての家にお金を支払っているのではなく、建築という行為に対して対価を支払っており、その行為の成果物が愛しのマイホームなのです。

なので個人的意見ですが、注文住宅の施主は「家を買っている」のではなくて「家を建てている」のだと考えています。

第2位 引渡し~入居日

え?普通はこれが1位じゃないの?と思われるでしょうが、個人的にはずーっと建築の進捗を見守ってきた我が家に入居できた当日は第2位です。

毎日毎日見守ってきた家づくりの目に見える進捗が段々ゆっくりとしてきて、大工さんがいなくなり、そして毎日のルーティンになっていた昼と夕方の現場訪問がなくなってしまったのは、大きな喪失感でした。

引渡し当日は特にセレモニーのようなものもなく淡々と書類の説明や受け渡しが行われただけでした。

それでも、緊張しながらリビングに入った瞬間に温かいエアコンの風が迎えてくれたことは、それまでの鉄骨アパート暮らしでは感じられなかった心地よい暮らしの予感を感じさせてくれましたし、養生の外れた室内は控えめに言ってドン引きするくらい高級感があってテンション爆上げでした。

引越し当日は旧宅の退去確認、ネットの設定などひっきりなしに来る業者さんの対応と引越しの片づけで大変でした(笑)

また、冷蔵庫の下に敷く漏れ防止のガードを引越し業者から買わされたこともマイナス印象でしたね。
(後日引越し作業で床に傷つけられたことも発覚したし。)

引越しした当初は自分の家だし落ち着く空間なんだけど自分の家じゃないような不思議な感覚、そして傷つけないように細心の注意を払う生活が開始したのでした。

でも、すべては新居のお風呂に浸かった瞬間にそんなもの忘れ去るほど最高の気分になりましたね。

トクラスのお風呂は広々としていて落ち着いて入れるので良いですよ~。

第1位 上棟日

自分のスマホのメモリを見ても、上棟当日の写真の数がハンパないです。

この日は朝8時から夕方日が沈むまで、ずーっと現場に張り付いていました。

ピストン輸送でトラック輸送された資材が大きなクレーン車で釣り上げられてどんどん敷地内に運び込まれては、職人さんの手で次々に組上げられていきました。

どんどん家が立体化していくのを見ていたのですが、そのスケール感といいスピード感といい目に見えるすべてが楽しくて、真夏の暑い中でしたが時の経つのも忘れてずーっと作業を見守っていました。

今も仲良くして頂いているご近所さんから色々とお声がけ頂いたのもこの日が初めてだったかもしれません。

うるさくして不快だったでしょうに、ご理解のあるご近所さんで本当に良かったです。

なお、上の記事に出ている犬の奥様は、現在はほぼ毎日のように我が家に来る妻の酒飲み友達になっているようです。

ただ、最近ちょっと過干渉気味な気もする。。。

これから家を建てる人は、ほかの作業は見なくても、上棟だけは絶対に見た方がよいですよ。

 

以上、我が家の建設中で楽しかった瞬間ベスト5をお届けいたしました。

これから家づくりをされる方は大変な思いをされることも多いでしょうが、住み始めてからの理想の生活はもとより家が出来上がる過程もまた楽しいので、人生1回きりの家づくり、是非節目節目を楽しんでくださいね。

これから家づくりをされる方へのアドバイスも書いていますので、宜しければご覧ください。

 

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