我が家の家づくりは最終盤、引き渡し直前となっています。
ワタシは地鎮祭以降ほぼ毎日のように現場に足を運んでおり、大工さんをはじめ職人さんへの差し入れは感謝の気持ちを込めて特に力を入れきましたが職人さんは皆ニコニコと快く受け取ってくれました。
これだけ差し入れを出来た背景には、今住んでいる家と建築地の間が非常に近いと言うこと、また在宅勤務の影響で毎日のように建築現場へ顔を出すことができたと言うことがあります。
では、真夏から初冬にかけての家づくりに於いてどのような差し入れが喜ばれたのかを振り返ってみます。
差し入れのタイミングは上棟前後で異なる
差し入れの中身をご紹介する前に、差し入れを行うタイミングについてご説明します。
なお、以下のタイミングは我が家の建築時の対応ですが、各現場や職人さんの趣向や性格によって差は出てくると思います。
特に大工さんとは長いお付き合いとなりますので、臆せずコミュニケーションをとることが喜ばれるポイントだと感じてます。
差し入れは目的ではなく、コミュニケーションや良い家づくりのための道具の一つだということを念頭に読み進めてください。
基礎工事は逢えたらチャンス
基礎工事の時は、1日何時間も職人さんがつきっきりで現場にいることは稀でした。
ある日は午前中だけ、ある日は昼過ぎから、またある時はちょろっと2時間ほど、とバラバラのタイミングでまさに神出鬼没という感じでした。
そんな中で出会えた時に、次の日の作業予定などを聞いておくと次の差し入れの予定が組みやすいです。
我が家の基礎工事は7月の暑い時期だったのですが、この時に生み出した差し入れ方法は、冷たいものを保冷バッグに入れて渡しておけば、後でゲートに吊り下げて置いてもらえる、という手段でした。
出逢えた時に差し入れを渡して現場を離れ、数時間後戻った時にもし先に職人さんが帰っていてもゲートに吊り下げて置いてもらった保冷バッグを回収することができます。
上棟日は人数を把握したうえで休憩時間を狙って
上棟日は丸1日の作業を大人数で行います。
詳しくは後述しますが、大人数分の差し入れは10時や15時の休憩時間を見計らってお渡ししていました。
上棟作業に携わる人員数は事前に住友林業側に確認していたので、前もって必要十分な差し入れを準備することができました。
上棟後も休憩時間の前が良い
上棟後は基本的に大工さんだけが朝から夕方まで現場にいる日々が続きます。
なので、基本的には担当してくれているメインの大工さんに渡す前提で用意すれば大丈夫です。
数日分の飲み物を一気に渡す方もいますが、現場に冷蔵庫などは基本有りませんので、真夏の現場に冷蔵庫で冷やさないと美味しくない飲み物などを一気に渡すのはあまり配慮がないなと個人的には感じます。
タイミングですが、こちらもやはり作業の邪魔とならない休憩時間の前が良いと感じます。
もし休憩時間に入ってしまった後ですと、逆に気を遣わせることとなり普段車の中で仮眠をとったり電話で仲間内で話してる時間を奪うこととなります。
飲み物は季節で変える
まずは差し入れのド定番、飲み物についてですが、暑い季節と涼しくなってからの季節でお渡しするものを変えることをお勧めします。
夏場の差し入れはサイダー
特に夏場には炎天下の作業と言うこともあり職人さんには毎日のように冷たい飲み物を持っていきました。
メインで活躍したのが、近くのドラッグストアで安く箱買いした三ツ矢サイダーの小さい缶です。
また、凍らせることのできるペットボトルのお茶も箱買いしており、夏の暑い時期に全てを凍らせて渡し切ろうとしたのですが、残念ながら大量に余ってしまいました。
この背景には、現場には住友林業によってウォーターサーバーが備え付けられており、職人さんはいつでも冷たくて美味しい水を飲めた点から凍らせたお茶の有り難みが薄かった点、我が家の冷凍庫が狭いためペットボトルを大量に凍らせることが出来なかった点が挙げられます。
秋以降の差し入れは温かいもの
10月になると秋らしく少し寒い日が増えてきました。
そこで、差し入れに大活躍し始めたのが自動販売機の缶コーヒーとお茶です。
難点は冷たい飲み物ほど温度をキープ出来ない点でした。
そのため、休憩時間ギリギリにコンビニや自動販売機で買って、温かいものを差し入れていました。
お茶は無糖の爽健美茶やお~いお茶などを渡していれば無難なのですが、コーヒーは砂糖の量やミルク有無など人により好みの幅がお茶よりも大きいです。
自前で用意した缶コーヒーを見て好みを何となく確認しておいたり、ズバり職人さんに「コーヒー買ってきますけど好みあります?」と尋ねてました。
何しろこの頃になると大工さん以外のタイル屋さんやら電気屋さんやら毎日入れ替わり立ち替わり色んな人が来るので好みを覚えていられません。
こういう時は尋ねる方が早いもんです。
ところで、冬場断熱性能の良い現場で作業していて現場がそれほど寒くない場合、体をずっと動かしている職人さんは暑いとすら感じていることがありました。
秋口くらいはまだあまり熱い飲み物を渡す必要がないのかもしれないと感じましたが、職人さん個々人の好みによるものかなぁとも感じます。
自動販売機は賢く使おう
あったかいコーヒーを飲んでもらいたいと自動販売機で毎日何本も買うと出費が嵩みます。
そんな財布へのダメージを少しでも減らすには、いかに安く自動販売機で買うか、です。
温度キープのために、なるべく建設地近くで探す必要があるのですが、1本100円など格安自動販売機が近くになくても、コカコーラの自動販売機は至る所にあります。
コカコーラの自動販売機を使う時、COKE ONというスマホアプリを使うと、1本買うごとにスタンプを貰え、12本分のスタンプを集めると1本タダで貰えます。
更に、COKE ONアプリには歩数計機能が付いており、目標歩数をクリアするとスタンプを1個ゲットできます。
是非、アプリを活用して節約しながら職人さんに喜んでもらいましょう!
ビタミン満点のフルーツは体力回復に良い
梨・ぶどう・オレンジ・柿など季節のフルーツの差し入れは職人さんに非常に喜んで頂けました。
上棟日や大工さんだけの日などは人数分をタッパーに分けて持っていき、休み時間などに食べて頂いておりました。
肉体労働で疲れた体にはフルーツのビタミンと糖分が非常によく効きリフレッシュ効果満点だったようです。
また、お弁当は持ってきててもフルーツまで持ってきている職人さんは居らず、飽きられなかったのも良かったです。
フルーツはお昼休みや夕方3時の休み時間を狙って渡していました。
夏のアイスや冬の豚まん
主には飲み物とフルーツを差し入れていましたが、時々暑い時はアイスクリーム、寒い日は豚まんを差し入れたこともありました。
また、頂き物のすだちをお裾分けにとお渡しした事も有りました。
無理のない範囲で、結構その時その時に自分が欲しいものを渡していました。
差し入れを渡すときに注意したこと
新型コロナウイルスの対策観点から、お菓子は個包装のものを渡し、フルーツを入れたタッパーも人数分分けて用意していました。
また、ジュースの空き缶をはじめ果物の皮や爪楊枝など差し入れをしたらゴミが出る場合があります。
そのようなときは、ごみを此方で回収するのでお気になさらず、と言って渡していました。
しかし、我が家に来ていた職人さん方はごみは自分たちで処分されていました。
いつも我が家には空になったタッパーが返ってくるのみでした。
上棟式の時のお土産
最後に、上棟式の際に職人さんに渡した手土産についてです。
これは別に強制されたものではありませんでしたが、家づくりに於いて最も過酷な作業と言われる上棟作業を頑張って下さった皆さんへのせめてものお礼にと色々なものを用意しました。
我が家の上棟は真夏の炎天下の作業でしたので、昼間は疲れが取れるように飲み物や冷たいものを渡し、夕方にはお土産の仕出し弁当とビールなどの詰め合わせをお渡ししました。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
大工さんからは、最後の木工事完了の日に改めてこの時のお礼を戴き、特に仕出し弁当が美味しかったようでどこの店のものかとしきりに尋ねられました。
従い、なかなか喜んで戴けたのだと思います。
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