住友林業の申込金５万円について、ツイッター上でこんな話が上がってきました。
すみりんは間取りに5万円かかるんですよね。
— クロセ@アイ工務店 (@klose3594) June 2, 2020
いまは無料でするメーカが多いけど、冷やかし客は減るだろうし、メーカとしても間取り設計の時間は無駄にならないのでこれがあるべき姿なのかなーと感じます。 https://t.co/HJtRkhTL9W
そうなんですよね、多分この５万円を払うことで本気で買う気のあるお客さんとして接してもらえるのでしょうね。
もっとも５万円を払う前でも営業マンにとっても良くしてもらいましたよ、だからこそ５万円を支払ったのです。
5万円を払ったら何してもらえるの？
では、その５万円を支払ったらただ見積りをしてもらえるだけなのでしょうか？
住友林業の家づくりのマイルストーンシートを見ていると、最初の相談で要望を聞き取った後は、すぐに「お申込み」として5万円の支払いがあります。
上の図の通り、住友林業には申込金として５万円を払うと間取りの作成に加えて土地の調査もやってもらうことができます。
既に建設予定地が決まっている場合、登記情報や法的規制の有無などの各種資料収集・確認に加えて、土地に実際に調査員が赴いて測量などの実地調査を行います。
この結果を以って、建設にあたり擁壁作成や地盤改良などが必要ならば施主に対して提案することとなります。
結果は分厚いファイルの形で施主にもフィードバックされます。
実は、我が家にはこのファイルが2冊あります。
それぞれ別々の土地です。
実は、土地調査を2回やってもらいました。
２回やっても５万円です。
その後の本工事見積でも追加料金を取られていません。
１回目の土地調査
最初に検討していた土地は南側が開けた高台の土地でした。
なので採光も見晴らしも非常によく、土地も少し斜めになっているのでそれを修正すれば何とかなるかな程度に考えていました。
一方で、価格が周囲と比べても半値以下と非常に安く、また興味を持っていたパワービルダーも手を引いた土地と聞いて、本当にこの土地で建ててよいのか不安を抱いていました。
住友林業に申込金５万円を支払ったのは、間取り図云々以上にこの土地を調査してほしかったからです。
通常は土地の立ち入り調査は購入後にしかできません。
しかし、このようなクセの強い土地の場合は購入前にも立ち入り調査をさせてもらえる可能性があります。
幸い売主の不動産屋さんが顔なじみの方だったので、土地の調査をしたい旨を伝えたところ二つ返事で承諾頂きました。
その結果が１冊目の敷地調査報告書です。
結果は散々でした。
- 擁壁を4mの高さで作り直す必要がある。
- 地盤が軟弱で5mほどの深基礎が必要。
- 土砂災害警戒区域にわずかながら掛かっている。
などなど、土地の改良工事費だけで近隣の整形地の土地代を超えてしまう金額でした。
２回目の土地調査
結局上記の土地は諦め別の土地を購入しました。
購入した土地の調査が２回目のものでした。
登記関連や法的規制などは土地の売買の中で同じような資料を目にしている為、再確認となります。
しかし、土の中の状態はこの資料を開くまでは分かりません。
土地を買う時点で地中の状態は分からないので、あとから土壌改良が必要になるケースもあります。
地盤改良については #家系ブログを盛り上げる会 のズブロッカ大佐の記事が非常に参考になります。
さてさて、一方の私の購入した土地の調査結果ですが。。。
安心して家づくりに臨めると確信させてくれる資料内容でした。
情報がいっぱい
とても分厚いファイルの中には、とっても役立つ情報が載っています。
土壌の強度検査結果から、液状化リスク情報などは当たり前のように入っています。
自治体の雨水浸透桝設置補助金の情報も入っていました。
中でも一番興味を引いたのが、隣地の登記情報でした。
境界の確認などでこれらの資料を確認しているのでしょうが、結構細かな情報が丸見えです。
自分はこの資料って非常に面白いものだと思って何度も見返しているのですが、妻は全く興味無いようで全然開く気配もありません。
見てもどうせ難しくて分からないし、とだけ言ってます。
