ショールームで行った生産さんとの打ち合わせの中で、生産さんの出身地が我々夫婦と近いことが判明し、一気に意気投合しました。
まどろっこしい東京弁の真似して喋るのはやめにしてお国の言葉で話すと頭の中のリソースを余計な言語変換に費やす必要がないので会話がスムーズになります。
さて、生産さんと談笑しながら仕様を確認している中で、突然監督がA2判に引き伸ばした間取り図を前に神妙な面持ちになりました。
これから建てていくんですけど、実は3点ほど気がかりな点があります。ぜひこの機会にお話しておきたいと思いまして。
そんなん言われたらめっちゃ身構えるじゃないですか。
ところが、この気がかりな点、どれも有りがたいご指摘でした。
トイレットペーパーホルダー干渉@1階トイレ
トイレットペーパーホルダーに紙を装填する際に、ニッチ棚の出っ張りと干渉して入れにくいという問題です。
紙を装填する際に、いちいちニッチ棚の扉を開けて装填する必要があるとのこと。
曰く、紙を装填する時は、開けて〜閉めて〜開けて〜閉めて〜とするらしいです。
もうこんなん言われたら頭の中、吉本新喜劇一色です。
頭の中が吉本になったせいで爆笑してましたが、落ち着いて考えたらこれは地味に面倒ですね。
解決策として提案されたのは、トイレットペーパーホルダーを便器に座って右側から左側に移しましょうとのこと。
なるほど、確かにそうすれば干渉しませんね。
実は、この話をしていた時に、先の記事の話、同じトイレットペーパーホルダーが自分も気になっているという質問をしました。
便器のレイアウト@2階トイレ
2階トイレの展開図を見ながら、指摘が入りました。
ものすごく細かいところで気づきにくいかもしれませんが、便器が部屋の中心から少し右側に寄っているんです。恐らく窓との干渉を避けたのだとは思うのですが、便器の前に立った時に違和感を感じるかもしれません。
まぁ、言われてみれば確かに。
お客さんなんか気にされると思いますので、中心にされた方が宜しいかと思います。
そうっすか。。。
たしかにこの位置だとペーパーホルダーから遠くなりますし、腕が短い自分にとっては少し遠くなるのも命取りになりそうです。
トイレ自体はローシルエットタンクなので、窓との干渉も小さそうです。
中心に変更で、お願いします。
パイプスペースの場所
最後は、2階で使用した排水を落としてくるパイプスペースの場所について指摘が入りました。
2階の水回りですが、トイレが北東にあって、キッチンは西側にありますよね。で、パイプスペースが中心の北側にあるんですけど、これって結構水が流れる距離が長いんですよね。
長いと、詰まりが発生するリスクも高いんですが、これって動かしてはダメでしょうか?
パイプスペースの場所は、間取り確定直前まで設計さんと調整した問題でした。
最終的には家のど真ん中、寝室の真横を排水パイプが走ることを嫌い北側に追いやったのでした。
が、これ以上どこに動かせというのでしょうか。
実はこのウォークインクローゼットの端っこなんですけど、ハンガーパイプがクロスして付くようになってるんですよね。たぶん、使えないと思うんですよ。なので、ここにパイプをチョロっと倒すような感じで如何でしょうか?
それ、いいですね!でも詰まった時とかパイプスペースを開けること無いですか?
基本的には無いです。
寝室で寝ていて水の流れる音とか気にならないですか?
ウォークインクローゼットに扉付いてますし、それにパイプスペースは断熱材で覆っちゃうんで。
いいですねぇ。出来れば、設計さんから聞きたかったナァ。
それでいきましょう!
承知致しました。
生産さんに対する評価洗替え
いやはや、現場で見ている人の目線、言葉は机の上の人とは違いますねぇ。
現実的でよーく響いてきます。
そして、こういう形で「オレ、やってるよ」アピールされると単純な私はコロコロといっちゃいますね。
だって、今回提示された3点って、私の期待を超えたサプライズでした。
すっかり忘れちゃいましたよ、生産さんが地鎮祭に遅れてきたことなんか。
それよりも本業を頑張っていただきましょうか。
これからの働きっぷりに、期待しちゃいましょう。